Q.43 理想のショーツを作るなら、一番こだわるところは?
毎日、身に着けているショーツに、満足してますか?
肌に合わない、形が気に入らない、もっと機能がほしい、なんて思うことも。
もし、自分にあった理想のショーツが作れるなら、一番こだわりたいところはどこですか?
みなさんにアンケートをしました。
ご一緒に、アンケート結果を見ていきましょう。
理想のショーツを作るなら、一番こだわりたいところは?
アンケート結果は、
・素材(綿、レースなど)31%
・ウエストの位置(ローライズ、深ばきなど)19%
・脚口の形(ボクサータイプ、ハイレグタイプなど)18%
・そのほか 14%
・機能(補整、吸汗速乾、防臭など)11%
・クロッチ部分(素材、形など)7%
と、素材にこだわる方が一番多かったです。
では、いただいたお声を順番にご紹介していきます。
肌にやさしく! 素材にこだわりたい
一番多くご回答いただいた素材にこだわりたい方は、
「いちばん長くからだに触れるものなので、素材にはこだわりたいです。以前、肌荒れをおこしたことがあるので。」
「肌が弱く、すぐかゆくなるので、素材が気になるから。」
「かぶれやすいので、肌あたりのよい素材が欲しいです。」
と、お肌が弱くかゆくなったり、かぶれたりなど肌あれをすることがあるので素材にこだわりたいというお声が多かったです。一度かぶれたことがある方は素材選びには慎重になりますよね。
この素材なら大丈夫! という自分にあった生地でショーツを作ってみたいです。
「敏感肌なので、綿かシルクでなきゃ。」
「肌が弱いので、綿がいいです。」
「ナイロン、アクリル、ウレタンがふれると皮膚が炎症を起こすからです。」
「化繊が苦手なので綿混率が高いことを重視しています。」
と、綿、シルクというお声が多かったです。オーガニックコットンもいいですよね。
「長時間着用するので、肌ざわりや着用感を重視してます。」
「肌ざわりがよいと、その日一日快適だからです。」
「肌ざわりが優しくてレースやフリルがついたデザインが素敵なものをつけていると気分が上がる。」
「肌にふれるものなので、通気性が良く、優しい綿100%製品がよいと思います。」
と、一日中着るショーツは肌ざわりのよい素材を選ぶというお声も多く、
「どんなにおしゃれなデザインでも、肌ざわりが悪かったり、落ち着きが悪かったりでは悲しくなるから。」
「着心地が悪いと結局着なくなります。」
と、肌ざわりが悪ければ気分が上がらない、着なくなるというお声もありました。
私も何度ショーツ選びを失敗したことか……。自分にあった素材でショーツを作るなんてあこがれます。
おなかが大切! ウエスト位置にこだわりたい
2番目に多く回答をいただいたウエストの位置にこだわりたい方は、
「ウエストの位置が低いと、冷えでおなかを壊すことがあるので、深ばきがいいです。」
「おなかが弱いので、おなかまでないと不安。」
「おなかが冷えるのがつらいので、しっかりおへそまでカバー出来るもの。」
「年齢が高くなるほど、からだの冷えが気になる。」
と、おなかが弱かったり、冷やしたくないから、ウエストの位置にこだわりたいというお声が一番多かったです。おなかの冷えは気をつけたいところ。理想のショーツを作れるなら、冷え対策にちょうどいいウエスト位置のショーツにしたいですよね。
「おなかすっぽりでないと、お肉に押されてウエストが下がる。」
「はきこみが浅いと余計に下腹ポッコリが気になるので。」
「おなかのお肉が気になりますので、おなかを隠してもらえて深ばきタイプのデザインを選んでいます。」
おなかのお肉が気になるので、ウエストまである深ばきのものにこだわりたいというお声も。
「おなかからおしりまでしっかり包み込む形が着心地がよいと感じるから。」
「ウエスト位置の方が落ち着く。」
「ウエストの位置が低くて浅いショーツは苦手で、はくとついつい上にあげすぎる癖があります。」
と、ウエストまである深ばきのものが、安心で落ち着くというお声もありました。
「深めの方がアウターにひびきにくいと思う。」
「ローライズはからだのラインがくずれる原因だと思うので、深ばきできれいなデザインのものを作りたいです。」
「きちんとウエストのラインがキープされたショーツならば、ガードル無しでもなんとかなるから。」
と、深ばきタイプの方が、からだのラインがきれいに見えるというお声がありました。
私も、浅ばきショーツではウエストラインがボコボコするので、おへそまでの深ばきショーツです。
「傷あとがあるので。」
「おへそより下だと、手術の傷あとにゴムが当たっておなかが痛くなるので。」
と、傷が当たらないよう、深ばきで傷あとを隠したいというお声もありました。
締め付け、くいこみが気になる
脚口にこだわりたいと回答いただいたお声には、
「鼠径部が キツくないのがほしいです。」
「鼠径部を締め付けないもの。」
「脚の付け根部分(股関節周り)にゴムとかが食い込むと赤くなったりかゆくなったり、とても嫌です。」
「脚ぐりがくい込むのも嫌だし、ゆるいものも嫌。」
「股ぐりがらくで締め付けずに十分伸びるタイプ。」
「太ももを締め付けない形が好みです。」
「ふんどしパンツみたいな鼠径部を締め付けないものがいい。」
と、鼠径部がきつくなく、くいこみや締め付けがないものがいいというお声を多くいただきました。
デスクワークで長時間座っているときも、脚口の締め付けがすごく気になります。ゴムの当たる部分がかゆくなったり痛くなったりするので、ゴムのないショーツ、段差がないタイプのものを選んだりします。
「着用感を一番こだわりたいので。一日中着用するものなので。」
「動いたときの脚さばきがよくないと不快になるから。」
「ちゃんとおへそ下までおおってくれて、脚さばきがよいビキニタイプが好きです。」
と、身に着ける時間が長いので脚さばきがよいものがいいというお声もありました。
お好みの脚口といってもさまざまで、ビキニタイプ、ふんどしタイプなど作ってみたい形もいろいろでした。自分好みのショーツを探すのは結構大変そうですし、脚口をこだわって作りたいのもわかります。みなさんのお声をみて、こだわりたくなりました。
機能性があったほうが快適です
機能性にこだわりたいという方は、
「骨盤の開きが気になっているので、骨盤サポートで骨盤底筋サポートできたらうれしいです。」
「おしりの垂れをあげたいけど、ソフトで窮屈でないもの。」
「毎日はくものだから、形状や、ひきしめ効果などの機能は大事です。」
と、骨盤をサポートできたり、おしりのたれ防止や引き締め効果など、補整ができる機能があるものがいいというお声や、
「とにかく吸汗速乾。むれるのが苦手なので。」
「汗っかきなのでいつでもサラッと快適な素材が良いです。」
「夏の汗ばむ時期に、補正・防臭・吸汗速乾は最強です。」
と、汗をかいたときに、むれない、におわない、乾きが早いなどの防臭・吸汗速乾があるものがいいというお声もあり、
「おりものショーツを兼ねられるショーツ。」
と、体調によっても対応できるショーツがいいというお声もありました。用途に合わせてショーツを選ぶよりも、いつでも着れるショーツだと便利かも。
デリケートなクロッチ部分はこだわりたい
クロッチ部分をこだわりたい方は、
「縫い目の跡がついたりかゆくなるのでシームレスの当りが少ないものが作りたい。」
「クロッチ部分の境目が特に要。縫い合わせがないほうが、心地よい。」
「アレルギーがあるので、ゴムを使わない仕様の物が欲しい。」
「クロッチの部分。素材は絶対に綿に限ります。あと、形状も重要。」
「デリケートな所なのでクロッチを少し大きくするか縫い目のないものがあればと思います。」
と、お肌のために綿素材のものやクロッチを少し大きくしたものがいいというこだわりのお声もいただきました。お肌に当たる面積は少ないのですが、デリケートな部分なだけに気にしたいですね。
そのほかを選ばれた方の多くは、
「おしりのお肉をきっちりホールドしてくれるショーツ。」
「おしりがしっかり収まり、はみ出さないこと。」
「おしりをまるっと包み込んで、かつ、動いてもそれをキープできる設計がいい。」
と、おしりがはみださないようにしっかり包み込んで、支えてくれるショーツにこだわりたいというお声や、
「とにかくショーツの線や形が出ない、いわゆる『シームレス』にこだわりたいです。」
「縫い目がない事。わきや前布の横よりに縫い目があると痛いから。」
と、縫い目がないものや、ボトムスにショーツのラインがひびかないシームレスのものがいいというお声もありました。シームレスいいですよね。パンツスタイルでショーツのラインが気にならないのはとてもうれしい機能ですよね。
「理想のショーツを作るならば、いろいろな要求に応えられるショーツじゃないと!」
「【素材】可能かぎり綿100%を選びたいです。綿100%が無理なら95%以上のもの。【形】脚口や股部分にゴムを使用していないタイプがよいです。」
「肌が弱いので、脚口の素材は大切です。レースや飾りがなく肌にやさしい素材、できればゴムもない方がよいです。またおしりのお肉がはみ出ないサポート力も必要です。」
「補整しつつ、ラインレスで!」
と、素材や形、ウエストの位置、補整力など、1つではなく複数のこだわりポイントがあるものがいいというお声もありました。まさに私も、素材をこだわりたいけど、あれもこれも全部こだわりたい。一番こだわりたいところがしぼれません、困りました。
ほかにも、
「寝る時にノンストレスの風通しのよいもの。」
「洗濯に耐えるショーツが欲しいです。」
「動いてもずり上がってこないつくりのものがいいです。」
など、毎日はくショーツだから耐久がよいものであったり、はいていてもストレスにならないものがいいなどのお声もいただきました。
結果から多くの方が、 毎日心地よく過ごしたいと願われていることが分かりました。こだわり部分もなるほど、そうだよねと、共感できるお声ばかりでした。
さらに、おしりのお肉の収まり具合についてのお声は、 「その他」と「機能性」で分かれていて、とらえ方にもいろいろな考え方があるなと感じました。
理想のショーツを作るなんて、考えたことがなかったのでおもしろかったです。あらためて自分がどんなショーツが欲しいのかがわかったので、こだわりのショーツを見つけてお気に入りにしたいです。
イラストレーター 福場さおり
下着選びの基準は機能重視。年齢と共に変わってゆくからだを下着でなんとかしたい。気になる商品は試さずにいられない、そんな悩める大人世代のネット通販大好きイラストレーター。