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プランナーコラム 実は話

ブラジャーの「自立」は努力の証!? 必見、工場取材レポート! ~国産プレミアム仕様「秀麗のブラ」ができるまで~

こんにちは! プランナーMです。

ブラジャーができあがるまでの工程って、どんな風に作られているか、なかなか見ることができないですよね。工場で作られている製品って、流れ作業のような機械的な作り方なのでは? と思われているかもしれません。
今回は、flufeel史上もっとも手間暇をかけて作った「秀麗のブラ」の制作過程を、福井県の縫製工場にお邪魔して取材させてもらいました!

この「秀麗のブラ」にはなんと、53個のパーツを47工程かけて作られています。これはfulfeelの一般的なブラの約1.4倍
また、複雑なパーツを熟練の職人さんが手間暇かけて形にすることで、自立できるほどしっかりしたフォルムに仕上がっています。

パーツも手間も複雑なブラジャーがどうやってできあがっていくのか工場取材レポートと共にご覧ください。

 

完成に約半年。ミリ単位で調整を重ねたパーツ。

下の写真は、ブラジャーの展開図です。
あらゆる角度からボディーを輪切りにチェックする「3D ボディーラインスキャナ」で、バストの位置や角度をミリ単位でチェックし、生み出されたこだわりのパーツです。
美しいバストラインを目指し、約半年かけブラジャーの形を完成させました。
そんな、努力の結晶ともいえる多くのパーツを緻密に組み立てて、このブラジャーはできているんです。

ところで、ブラジャーが「自立する」というのをご存じですか?
一般的なブラを自立させようとすると、カップの重みで前に倒れたり、くにゃっとなりますよね。
ですが、しっかりした生地で多くのパーツを使って緻密に組み立てていると、ブラジャーのフォルムを維持しながら、まっすぐに立つことが出来るんです。

完成までにしっかりと時間をかけ、ミリ単位で調整を重ねたパーツを使っているこのブラジャー、自立できるほどしっかりしたフォルムに仕上がっているのも納得ですね。

 

いよいよ制作工程! まずは、バストを包むカップ部分から

手間暇かけたパーツを縫製する工程がこちら!
大切なバストを包んでくれるカップ部分から作ります。
写真の点線で囲った部分ですね。…①

カップを作るためには、先ほどの展開図から見えるレース部分(A)と、カップの肌側(B)とパットが入るポケット(C)を縫製します。

こちらは展開図(B)部分の、カップの肌側を縫い合わせている工程です。

次に、表側のレ―ス(A)と肌側の生地(B)とパッドポケット(C)の3点を、1つに縫い合わせます。

これでカップの完成!

 

次は、カップの下の生地の縫製です

カップの次は、カップをしっかり支える土台部分の作成と、バストをわきに流さないボーンという固い軸を入れて補整のサポート力を上げる工程です。

写真の点線で囲んだ部分ですね。…②

展開図だと(D)、(E)の部分になります。

まず、カップの下の土台のレース(D)、次に背中部分のパワーネット(E)を縫い合わ
せ、それぞれをくっつけます。

①でできたカップと②の生地をつなぎ合わせます。ずいぶんブラジャーの形が見えてきました!

実はここが一番難しい過程なんです。
ベテランの職人さんが1人で作業をされています。
ブラジャー作りで最も大切なことが「左右対称であること」。ミシンは同一方向に直線で縫うもの。
なので、職人さんの手加減で注意を払いながら左右対称を作り出していくのです。

そのあとに補整の要(かなめ)、ワイヤーが入るループを付けて、ワイヤ―を差し込んでいきます。
バストを支える大事な部分ですね。

あとは、ストラップやアンダー部分にくるゴムテープを付けて、伸縮性を高めます。

 

最後の仕上げもぬかりなし!


最後は、後ろのフックと真ん中にある小さいリボンを付けて完成~~!!
仕上げは糸切などで整えていきます。

ご紹介した工程をもっと細かく分けると、なんと47工程に及びます。
1つのブラジャーに、縫製だけで関わる職人はなんと18名
1人で何工程も担当することもあれば、難しく技術が必要な工程はベテランの方1人が担当されることもあります
ポジションごとにそれぞれのスペシャリストが受け持っておられるんですね。

国産でていねいに作り込んだ「秀麗のブラ」の工場取材レポートでした!

 

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