サイズ選びに迷わず、「手ブラ」みたいにフィット
「M,L,LLサイズで選べるブラ」に衝撃
こんにちは! プランナーAです。
みなさんは、ブラジャーを買うときに自身のサイズを知っていますか? バストをきちんと支える目的なのに、服のようにM,L,LLのサイズで選べるというブラも目にすることが増えました。この存在、私にとっては驚きでした。
というのも、一般的にブラのカップサイズは2~3㎝差で分かれているので、アンダーが調節できたとしてもカップがぴったりフィットするのはむずしいと思ったからです。
ただ驚きの一方で、「服のサイズで選べてフィットするブラ」を求める気持ちはとても共感できるものでした。
ブラの概念が覆った、ある出合い
そんなあるとき、メーカーの担当者から見たこともないブラを紹介いただきました。
「美胸を目指すというよりも、下垂した胸を支えるもの」というブラは、カップが分かれておらず、ハンモックのような一枚のカップ(?)に胸をゆだねる形のもの。
この発想に私は目からうろこが落ちました。ブラというものは、「整ったふたつのバストカップ」に胸をはめ込むものだと思っていましたが、「落ちないように下から支えるだけ」という発想になれば「カップが合う、合わない」という概念がなくなり、幅広いサイズに対応してフィットするブラのバリエが可能になるのではないか!?
その「服のサイズで選べるブラ」と「下から支えるだけのブラ」というふたつの驚きから、商品企画がスタートしました。
とはいえ、何となく目の前が開けたような、心の中に見えた(気がした)光明と、具体的な仕様が一致せず、引き続き「下から支える、支える……」と考えながら、無意識に手で胸を支えていることが多くなりました。
「手ブラ」からのヒラメキ
そんなある日、お風呂に入る時にブラを外すと、いつもどおりくっきりワイヤーの跡がついていました。何となく眺めつつ、「手で支えるときは痛くないのになぁ……」と、心の中でつぶやきながら手で自分の胸を支えてみて、パッ!とひらめいたのです。
手で胸を支える時は手のひらを内向きにして、一点ではなく均一に力がかかるようにして支えています。これを布で再現すればよいのではないか!?
自分の中で「服のサイズで選べて、下からバストを支えるブラ」が現実的になった瞬間でした。ふたつのカップに胸をはめ込む作りのものだとトップとアンダーの数値がブラと合っていても、上辺のそげた形のバストだとカップ上がパカパカしてしまいます。
でも一枚の布で下から支えて、そのままバスト上辺を通って肩まで続くような構造なら、布がずっと体に沿っているのでどんな胸でもフィットさせることができます。
さまざまな大きさの胸でチェック
そこから、広幅のストレッチレース全体でバストを持ち上げるような構造が決まり、試作を進めました。
実際に作って試着してみると、イメージどおりにフィットしなかったり、デザインと着用感のバランスがむずかしかったりと一筋縄ではいかず、修正を重ねること数回。
最終、Mサイズの適応範囲であるAカップの方からCカップの方まで着用してもらい、細かい部分をさらに修正してしっかりフィットすることも確認! ようやく完成に漕ぎ着けました。
M,L,LLサイズの服を選ぶような気軽さで、やさしく胸が持ち上げられる感覚とその着用感をぜひお試しください。
サイズ選び解放ブラの会〈M~3L〉
¥2,970(税込み)
サイズ選び解放ブラ〈3L~5L〉の会
¥3,410(税込み)