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「素」を大事に。「心地よい」がいちばん。ありのままの貴方にすっとなじむ感覚、デザインや素材にストーリーを感じるブランド。
お申し込み番号:445949
月1組 ¥2,900 ( +10% ¥3,190 )
インド北西部ラジャーンスターン州にある、ジャイプールという街をご存じでしょうか。
赤い城壁に囲まれた旧市街の景観から「ピンクシティ」とも呼ばれ、2019年には世界遺産に登録されています。
かつてマハラジャ文化で繁栄したジャイプールには、王族の力により良質な宝石が世界中から集められ、宝石の加工やジュエリー制作の技術が向上。古くから宝石の街として発展してきました。
現在でも石の取り引きが盛んで、街の小さな加工所から郊外の大規模な工場まで日本では見られない宝石のマーケットが形づくられ、にぎわっています。
ジャイプールの宝石文化と産業は、この地で代々宝石に携わってきた腕のよい職人たちの手によって守られ、現代まで受け継がれているのです。
天然石にはそれぞれ言い伝えがあり、身に着けていると次のような願いがかなうと信じられています。
迷いをなくして進むべき道へと導き、未来への希望をもたらすといわれます。
太陽のように前向きに、富と繁栄・幸運を呼び込むといわれます。
世界最古のパワーストーンで、魔除けとしても愛用されています。
「月や太陽」を象徴する石で、心を解き放ち信念を貫く人生へと変えられるのだそう。
大きさや色に個体差があるのが天然石の魅力。それゆえ宝石のカッティングに展開図などは存在せず、すべて職人の経験でおこなわれています。
輝きを最大限に引き出すためには石の特性を知ることが必要。均一感のある美しいファセット(平らに磨かれた面)がほどこせるように職人たちは腕を磨いています。
〈表面〉ローズカット
バラのつぼみを思わせる、中世から伝わる伝統的なファセットです。底が平面で、ドーム型に仕上げた三角の研磨面が光を集めてきらきら輝く、可憐な美しさが印象的。
〈裏面〉テーブルカット
平らに見えるテーブルカットは15世紀中ごろに登場したダイヤモンドカットの名称。上面で最も大きな面積を占めるファセットです。
インドの天然石アクセサリーは、フリーフォームの石を「枠巻き」したスタイルが主流。
石の周りに枠を作り、特殊な技術で接着して留め、微調整して固定します。ぐるりと巻かれる枠はホールド感があり傷や衝撃からも守ってくれるため、毎日身に着けるアクセサリーにおすすめのデザインです。
上品な存在感がありつつも「つめ留め」ほどフォーマルにまとまりすぎず、ほどよくカジュアル。枠の素材や石の種類、形、それぞれの組み合わせによって、たくさんの表情が生まれます。
インドの職人の熟練の技で、石のよさを邪魔することなく枠を固定できるよう、ひとつひとつていねいに手作業で巻かれています。
春の陽差しにきらきらと輝く天然石と22金のアクセサリーは、眺めているだけで心にもきらめきをくれそうです。
インドで受け継がれる職人技の手仕事が引き立たせる石の魅力を、この春はぜひ身にまとってみてください。