駒ヶ林訪問記 vol.2

投稿日:2016年10月28日(金曜日)


こんにちは!フェリシモ女子DIY部のばびです。
紹介したいものがたくさんあって1回で書ききれず、2部構成となってしまった駒ヶ林訪問記。
お次はどんな建物が待っているのでしょうか。

☆前回までのあらすじ☆
駒ヶ林。
1995年の阪神大震災の被害が特に大きかった地区でありながら、無事に残った建物が多く存在しています。
古き良き時代の様相を呈している街並みが拡がっており、とてもノスタルジックな反面、家主を失って朽ちようとしている建物も共存している……ちょっと不思議な街です。

そんな建物の「良さ」を残したままのリノベーション活動を行っておられる、神戸市の企画調整局の方のお誘いを受け、この地を訪れたのでした。

駒ヶ林訪問記 vol.1はこちら

お次の物件は、すでにリノベーションされたもので、障害を持つ方たちのアトリエとして使用されている建物でした。

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車いすでも入れるように、スロープが付いています。
ここにも井戸が。

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中に入ると、こちらも1軒目のおばさまのカフェのように天井が吹き抜けになっており、あらゆるところに絵が描かれていました。
この日はお会いできませんでしたが、みなさんのびのびと思い思いの創作活動をしているのだなということが想像できる、とても素敵なアトリエです。

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アトリエのお隣にあった和と洋がミックスされたおもしろい建物。こちらは中を見ることはできませんでしたが、とても味のある建物でした。

このあと、しばらく街中を歩き、駒ヶ林神社でお参りを済ませた後、次の物件に到着しました。
※駒ヶ林神社については、vol.1を見てね!

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この物件は2軒目のように草ぐるぐるはないですが、これまたばびのあの頃に帰りたい気持ちを助長させるようなたたずまい。
いつもお菓子をもらいに、ひいじいちゃんのいる離れに通っていた時のことを思い出します。

中はどんな感じになってるんでしょうか。

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入る前にチラリと横を見ると、玄関横にある木窓が半開き……おおう……何か覗いてへんやろな。

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天井から壁にかけてえらいことに。
雨漏りで天井が朽ちてしまい、壁にはカビが増殖しているようです。
肝試しに来たわけじゃないですからね。あしからず。

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キッチンのオーブンレンジがレトロでとても素敵!
もらえるものならほしい。

キッチンの横に2階へつながる小さな階段を見つけたので、のぼってみました。

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そこには四畳半ほどの部屋が一つだけで、ベッドと飾り棚がありました。
写真では若干ホラーな感じですが、丁度良い隠れ家感があってワクワクする空間でした。

下に降りると、案内役の方がキッチンの床下におもしろいものがあるというので見せてもらいました。

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……。
井戸……。こんな所にも井戸が……。
某ホラー映画を思い出してしまいそうですが、いわくつきとかそういうのではないです。
しかし何か怖い。

ということで、そんな若干ホラーハウス的なところはあるものの、素敵な(?)建物でした。

と、駒ヶ林で見せていただいた物件はこれが最後。
ここからはまた道中で見つけたおもしろスポットをご紹介します。

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駄菓子屋さん「フレンド」
ばびがもっとも興奮した中の1つ!駄菓子屋さんがあるってだけでここに住む価値あるわ!!
と思いました。いてもたってもいられず、駄菓子をいくつか購入。
その場で食べてしまいたいところを、ここは大人として我慢……。

お店の横には小さなアトリエがあって、能面がたくさん!!これはここのご主人が趣味で作られているのだとか。

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駒ヶ林保育所
今は、耐震性の確認ができないため保育所として使用することができず、廃ビルとなってしまっています。
とても雰囲気がある建物で、今放送されているNHKの朝ドラでも使用したいというオファーがあったとか。

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何でそんなに屋根傾いちゃったの?
右2軒はそういうデザインなの?と思えなくもないですが、瓦屋根まで斜めになってるのは何故……?

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物干し通り
よく見ると、物干し竿をひっかける支柱がずらーっと通路に並んでいます。
天気のいい日は、ここに洗濯ものがたくさん並ぶのでしょう。

下町芸術祭の時には、この物干し竿にさまざまなアーティストや学生さん、子どもたちが描いた絵が掛けられるのだとか。
楽しそう~

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これはちょっと番外編ですが、奥にマンションがそびえたってます。
ちょうどあのマンションのところまでは震災後の火災で壊滅的被害を受けた地区なのだそう。

写真には写っていませんが、マンションと下町が隣接しているこの光景がずっと横に広がっています。
ここまではっきりと分かれていたとは……

駒ヶ林、住めるものなら一度は住んでみたいと思える地区でしたが、現実はやはり中々移住してくる人はいないそう。
それを何とかしようと、神戸市や地元の建築事務所やNPO法人の方々ががんばっておられるのを見て、聞いて、何か私たちもできることはないか?!
と考えさせられる訪問でした。

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