【連載】元部員の古民家リノベ 報告 ダイニングの天井編その1【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2021年2月17日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
古民家リノベーションした時の記録、その48です。
前回は玄関の扉を鉄媒染で黒くしました。
今回は場所も変わりダイニングの天井を張っていきます。
が、その前に家の屋根裏に登って断熱材を入れていこうと思います。
ふかふかのグラスウールの断熱材です。1枚のサイズ430mm ×2740mm、1袋14枚入り大体7.000円くらいです。
床や壁の中にも入れれるところは断熱材を入れていますが、天井はまだでした。断熱に関してそこまで詳しくはありませんが、天井の断熱が床・壁よりも大切だと聞いたことがあります。
ウレタンをすき間なく屋根裏に吹き付けたほうがいいとか、今回のタイプの断熱材を入れてもあまり意味がないという意見もありましたが、屋根裏に厚い布団をかけていくイメージと考えて多少の効果はあると考えています。ウレタン吹き付けは専門の業者さんに頼まなければいけないハードルはありますが、断熱材を入れていくのは勇気があれば誰でもできます。
勇気があればというのは屋根裏に登る勇気というか面倒くさいと思わないか。
ふつう屋根裏に登ることなんてないですよね。
電気工事をそばで見ていたから屋根裏に登っていく出入り口は知っていました。
ここはリビングに作ったウォークイン物置の天井の一角。
家には必ず屋根裏に登れる出入り口があります。それは屋根裏の中を通る電気配線の点検のために設けられます。今回のリノベーションで前の出入り口より、より登りやすい物置の天井の一角に新たに設けられました。
ここに入っていくのがなかなか怖い。本当に真っ暗ですからね。屋根裏に登るならヘッドライトは必需品です。勇気をだして登っていきます。
本当に真っ暗~フラッシュをたいてもこの範囲しか写りません。
なにか祀られていますね。動物とかいないかハラハラしましたがいませんでした。
出入り口は狭く断熱材は1枚1枚脚立を上り下りし運んでいきました。真っ暗なので写真はあまり撮れずひたすら断熱材を屋根裏に敷いていきます。
全部屋にびっしりと敷き詰めていきました。大体4~5袋分使ったんではないでしょうか。
これで天井から熱が逃げにくくなって暖房や冷房の効果がより保たれると思います。
続いてダイニングの天井です。
ダイニングは床・壁・窓ともに新しくしましたが天井は何もしていません。
天井は昔の古民家らしく〈竿縁天井〉と呼ばれる仕様の天井です。
細長い竿縁と呼ばれる木材に薄い板を重ねながら張っている天井です。
この竿縁天井は和室の表情を大きく決めるものでこれはこれで悪くはありませんが、ちょっと古臭いかなと感じてしまいます。古民家にはフラットな天井がほとんどないので、少しでもフラットな天井を増やしてみたかったのです。
またところどころ板と板の重なり部分にすき間がありここから天井のホコリが落ちてきているんではないかと。また竿縁天井は通気性に富む性質がある分、気密性はありません。
気密と断熱性を上げつつここの天井をフラットにしていきます。
竿縁と竿縁の間に断熱材を入れていきます。
この作業自体は床のフローリングを張ったときに断熱材を入れた工程と同じ要領ですね。
ただ床はらくですが、天井は重力に逆らい上に向かって作業するのでなかなかしんどいです。
どんどん入れていきます。
天井の2箇所に四角い穴が空いていますが、ここはスポットライトを2つ入れる予定です。
先に電気工事士さんに屋根裏に登ってもらい、配線を2箇所スポットライト用に分けてもらっていました。
天井全体に断熱材を入れ終えました。
断熱材にもスポットライトの器具が入るように四角く穴を開けておきます。
次に天井を張るための下地の木材を天縁に留めていきます。
エアタッカーでバシバシ留めていきます。
天縁と天井を張るための下地の木材の間に薄い木が挟まっているのがわかるでしょうか?
それぞれ微妙に厚みが違い天井がよりフラットになるようにレベルの微調整をしています。
今回はここまで。次回は天井を仕上げていきますー。
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
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