【連載】元部員の古民家リノベ 報告 リビングのリノベ編その3【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2020年9月16日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
古民家リノベーションした時の記録、その38です。
前回はリビングの物置の中に棚を作ったり、リビングの壁を立てたりしていきました。
今回はリビングの壁を仕上げていきます。
これまたトイレの壁やキッチン・ダイニングの壁と同様に石膏ボード同士の間と、ビスを打ち込んだ穴にはパテ埋めして削ってフラットにします。
もうここまで何回もしてきたら少し慣れてはいますが、この間に引っ越しがあって家財を広いリビングにしか置けなくなっている状態でしたので作業するのは結構大変でした。
それでも近所の人がパテ埋めを手伝いにきてくれてずいぶん助かりました。
パテ埋めはまだいいのですが、パテを削るのは粉がでて生活している環境だとつらい作業です。
ひとりでやるにも時間がかかるなと思っていたところ、こちらに引っ越してきて知り合った木工作家の方がパテ削りを手伝いにきてくれました。
この方、フリーフォームラミネーションという技術を使って吉野杉を自在に曲げて家具を作っている変態な方です。
https://www.studiojig.com
ふだんは木材を磨いている電動工具を持って参上! ペーパーヤスリを装着でき電動の小刻みな振動で研磨を行う機械です。僕は持っていなかったので手でやっていましたがスピードが格段に早いです!
電動工具があてられない端っこなどはていねいに手で仕上げていきます。
パテ埋めと削りが終わったら次はペンキの前に下塗りです。
このリビングの部屋は奥側だけ石膏ボードをはりましたが、手前側は砂壁を一部残したままにしています。理由としては工期と予算の関係上ここは上だけなので石膏ボードを諦めた部分です。
しかしこの砂壁はかなりアクがでてすごい模様ができてしまっています。
寝室の砂壁を下塗りしたみたいにしっかりとアク止めしなければいけません。
この工程でもこちらに引っ越してきて知り合った木工作家が手伝いにきてくれました。
この方、旋盤という切削加工を得意として、それぞれ木材の持つ個性を引き出して素敵な作品を生み出しています。
https://www.instagram.com/moonrounds/
やっぱりひとりよりふたり。大変な高いところの下塗りもあっという間に終わりました。
すごい模様が浮き出たアクも下塗りだけでもずいぶん白くきれいになりました。
今回手伝いにきてくれた木工作家のふたりと僕は共通点があって、修行時代に働いていた場所が同じ地域・家具の産地飛騨高山で暮らしたことがあるということ。暮らしていた時期や働いていた場所こそ違うものの、共感できる話がわんさかできてすごく楽しく、今でも近所で木工を通して研鑽している仲です。
そんなこんなでリビングもたくさんの人の手を借していただいて仕上げのペンキを塗るところまでスムーズにできました。
次回はリビングの壁をペンキで仕上げていきます。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
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フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/wataru830/
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