【連載】元部員の古民家リノベ 報告 リビングのリノベ編その2【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2020年9月2日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
古民家リノベーションした時の記録、その37です。
前回はリビングの仏壇置き場と押し入れを壊し新たに物置を作っていきました。
今回は物置の中に棚を作ったり、リビングの壁を立てたりしていきます。
そこまで人目につかない物置の中の棚はなるべく安く仕上げるためにホームセンターで買ってきたベニヤといちばん安価な棚受けアングルです。
ベニヤは物置の幅を事前に測りホームセンターでカットしてもらいました。
棚をつけるコツというほどもないですが、先に棚となるベニヤに棚受けアングルをつけるのがいいと思います。棚になるベニヤの下面を上に向けて壁につけ、棚受けアングルも壁につけてビスで留める。ベニヤと棚受けがついたパーツひっくり返て持ち上げて高さの目印を書いておいたところにあてがって壁にビスで留めていく。
この作業はひとりでもできますが、壁につける際は宙ぶらりんな棚を保持していないといけないので、ひとりは保持・ひとりはビスを打つというふうにふたりいた方が断然らくです。
そうして奥の突き当たりと片側に棚を取り付けました。
人ひとり分は通れるスペースは確保しつつ、結構な量をいれられる物置の完成です。
また物を置いた状態の写真はリビングのアフターの時にご紹介します。
ではリビングに戻りまして、壁を立てていきます。
物置の中とは反対側のリビングに面する方に石膏ボードをはっていきます。
石膏ボードはキッチン・ダイニングの壁でも使っていた物です。
窓がある面の壁にも下地の柱を作っていきながら石膏ボードを留めていきます。
真っ平らな壁をこれだけでも作ったらだいぶすっきりとした印象になってきました。
下の図の赤い面のところにも壁を作っていきます。
ここももともとは建具が入っていたところですが隣の和室とを完全に区切るのと気密性をあげるために壁をつくります。
石膏ボードを留めるための下地の柱を立てていきます。
同じく石膏ボードをはったらリビングに新しく作ろうと考えていた壁がすべてできあがりです。
和室側も石膏ボードをはっています。
ここで一旦大工さんチームは引き上げです。最初の打ち合わせから「今回のようなリノベーションは僕も初めてなのですが、仕上げや自分でできることやります」と伝えていました。いちからすべて素人の僕ができるわけはなく、やはり熟練の大工さんでしかできないような事だらけでした。特に古い家は多少なりとも歪みがあったりするので、そのたびにちょっとした調整が必要でふつうに家を建てるより難しいそうです。大工さんチームには約3週間ほど入ってもらいながら、ここまでするには大工の経験と知識がないと難しいけれど、仕上げやこれだったらできそうと思えるところは残してくれていました。
時間に余裕があるのならばなるべく現場に足を運んで大工さんの仕事をみたり手伝ったりしたほうが僕はいいと思っています。仕上げだけするより、ここはああやってこうなっているんだとわかっているほうが仕上げにも影響が出てきたり、今後のリノベする場所があったら考え方も少し変わっていきそうだからです(それでも現場にきてもいいけど怪我したりされたらいけないから手伝うのはちょっとやめてくれという大工さんや現場もあるかと思います)。
このように仕上げだけ残してもらってリノベーションするというやり方は増えてきていると思います。
またセルフリノベで安く仕上げましたということもよく聞きようになりましたが、ホンマですか?と思います。人によりますがセルフリノベは知識と経験が圧倒的に足りない分、自分の時間を使いすぎたり材料のロスも出やすくなると思います。結果工期がかかりすぎたり、クオリティが保てなかったり。プロに任すところとセルフでやる部分をバランスよく保つのがいいと感じました。
なににしても大工さんはすごい! 最後に激シブの写真を!
ありがとうございました!
次回はリビングの壁を仕上げていきます。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/wataru830/
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