【連載】元部員の古民家リノベ 報告 キッチン・ダイニングの リノベ編その3【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2020年4月22日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
古民家リノベーションした時の記録、その28です。
前回はキッチン・ダイニングの壁をパテ埋めし、ヤスリがけしました。
さて今回は仕上げた壁にペンキを塗る前にキッチン自体をどうするか考えていきます。
この時点ではリノベに追われて考えられる時間がほとんどなかったのですが、部屋全体の仕上げをどうするかにも関わってくるのでさすがにもう決めないといけないかなと。
もとあったキッチンはこのようなものでした。
けっしてこのまま使えないこともないキッチンですが、さすがに古くさい感じです。換気扇もフードタイプではなく壁に直接付いているだけのもの。窓際の瞬間湯沸かし器はスイッチを押すと「チィッチィッチィッチィッ、シュッ、ゴー」と音を立ててお湯が出るタイプの物。昭和感丸出しのキッチンでした。
キッチンは嫁が主に立つので要望を聞いてみたところ
・フードタイプの換気扇にしたい、瞬間湯沸かし器もどうにかしたい。
・置き型のコンロはイヤ。憧れのビルトインコンロにしたい。
・コーナーキッチンで3つのパーツに分かれているので天板はそのすき間がない一体型のL字型がいい。
・湿気が多い地域なので下に空間を開けて風通しをよくしたい。
・おチビな私(嫁身長148cm)に合う天板の高さにしてほしい。
おぉ、結構言うなぁ。。
まずフードタイプの換気扇は最初買おうと思いましたが、友だちが「使ってないのあるで 」ということでタダでもらうことができました。ナイスタイミングでラッキー。
新品未使用品、放置されていたので多少の汚れがある程度。このタイプは壁に換気扇の四角い穴を開ければ簡単に設置できるタイプものです。
窓に板を渡して無理やりつけられていた瞬間湯沸かし器は見た目と窓からの景色を邪魔しているので撤去。水道の蛇口もひとつの吐水口から湯と水を混合してだせられる水栓金具に変更することにしたので、水道の位置や取り付け位置も決めて壁を作る前に変更。
湯沸かし機能は外に給湯器を設置してもらいました。
ちなみにここの地域は都市ガスがきていないため外にガスボンベを置くプロパンガスになります。
そして次の要望のビルトインコンロとは、キッチン天板の中に埋め込むように設置したキッチン一体型のコンロのことです。メーカーはハーマンのプラスドゥがいいと。
https://www.harman.co.jp/products/builtin/plusdo.html
なかなか高い。。けれど見た目的にも男心くすぐられるかっこよさもあるので、キッチンはこれを取り付けるということを中心に考えていきました。ネットで探して自分で取り寄せたら半値くらいで見つかりました。ちなみに購入となるとガス種タイプがあるので今回の場合プロパンガス用を買わなくてはいけません。
一度古いキッチンを外したので、古いキッチンのようなL字型ではなく、アイランド型・ペニンシュラ型・セパレート型などいろんなスタイルを再構築できるのですが、アイランド型などにするのはスペースもないし、壁付ストレートで横幅を長くしたりとか考えたのですが、古いキッチンのL字型の左には勝手口のドア、右には構造上取れない柱壁があるので最大限使えるとすればもとのL字型のスペースまんま新しくするしかないという決断になりました。
さてキッチンは既存の物を買うか、フルオーダーするか、セミオーダーするか?
ストレートなら横幅・奥行き・ビルトインコンロの穴位置・シンクの大きさと位置をミリ単位で指定してネット上で一般の方でもセミオーダーできるというサイトはありました。ただL字型のセミオーダーはない。
ストレート2本セミオーダーしてL字型に並べたらと思ったのですが、そうするとつなぎ目のすき間がどうしても出てきてしまうので嫁は嫌だと。
既存のキッチンもちょうどいいサイズの物がない。
こうなったらキッチン天板はステンレスでフルオーダー、下の箱部分は自分で作るしかない!
キッチン天板ステンレスの発注先は全然知らないけれど、とりあえず希望の寸法の図面書いてみよう!と思って書いてみました。
ステンレスの加工の知識もないし、こんな図面書いたことないからはたして加工業者に伝わるのか。
そしてネットで調べて近くのキッチンの製造をしている会社数件に電話で問い合わせてみる。
そしたら図面を見てもらえることもなく、「ウチは一般の方からの発注は受けてないんでね」の連続。どうやら一般の方はやはり素人なので入るスペースの寸法の測り方が間違ってたりしていざ納品しても合わないことが多いらしくトラブルになりやすいとのこと。
あぁせっかく図面まで書いたのにどこも相手にしてくれない。。
と途方に暮れていても仕方がないので、この図面を「こんなん作りたいと思っているんですが誰か業者さん知っていたり、紹介してくれませんか?」とSNSであげてみました。
そしたら、大学が同じだったプロダクトデザイナーの田中くんが「紹介するよ、というか5社くらい合い見積もりとってあげるわ~」と神のようなお言葉が!
田中くんはプロダクトデザインを中心にインテリアデザイン・店舗デザインなどしているのでそう言った業社と付き合いがあってほんとうに心強い!
https://www.knowledgebasedesign.com
田中くんには5社に見積もりをだしてもらい見積もり全部出そろうところまでしてくれました。そこからはボクが個々の会社とやりとりをして、作り方の違いや値段の違いなど詳しく話しさせてもらいました。個々でほんとうに製造の仕方に違いがあったので、その中でも値段も仕様も納得できるところを選ばさせてもらって、キッチン天板ステンレスが出来上がるまで2週間ほどかかるということでした。
これでやっとキッチンのイメージも固まってきたので、キッチン天板ステンレスが届くまではほかのところを進めていきます。
次回はキッチン天板ステンレスが届く前にタイルを貼っていきますー。
※このリノベーションは2018年〜2019年に作業したものです。
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/wataru830/
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