【連載】元部員の古民家リノベ 報告 リビングの床編その3【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2020年1月29日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
古民家リノベーションした時の記録、その22です。
前回はリビングの床にフローリングを張っていきました。
今回は張ったフローリングにコーティングを兼ねて着色していきます。
写真は塗装前のフローリング。休憩中の職人さんたちの背中が渋すぎる。
無垢材のフローリングは無塗装でもいいと思いますが、無塗装だと汚れが目立ってしまうかと思い、色を入れようと思いました。買ったフローリングはカンナ仕上げで表面はサラッとしています。カンナで仕上げているものは表面もきれいでとてもいいものなのですが、サラッとしているということは若干すべりやすいと思います。
友だちの家の無塗装カンナ仕上げの床は子どもが走ったら少し滑りやすいと感じて、ボクのとこは小さい子どもがいるので、カンナ仕上げのフローリング材を張ったけれども、滑らないように一度やすりがけをしました。
電動のサンダーを使ってやすりの番手は180番を使いました。カンナ仕上げを落としていくのと、フローリングを張った際の接着剤のはみ出しや、張ったあとの作業でついた足の汚れを落とす事を心がけてやすりがけしました(フローリングを張ったあと床を塗るまでに壁を先に作っていましたが、壁はまた次の機会に)。
やすりがけをすると気持ち表面の質感はザラッとして滑りにくくなったような感じです。
やすってでた粉を、塗装の前に一度掃除します。
今回リビングの床に塗る塗料はこちら。
「オスモ ウッドワックス」
自然の植物油ベースでオイル塗料と呼ばれるものです。塗膜を作らないので塗装面の割れ・はがれ・めくれなどが起きませんし、浸透性の塗料なので木の呼吸の妨げもありません。このウッドワッックスの色はクリアーのほか13色色付きのものがあり、色付きの中でも「オーク」というものを選びました。結局フローリング材は条件的にヒノキにしたけど、ヒノキの色はちょっと白赤っぽいのがそこまで好きではないなと思い、当初張りたかったオークに近い色にしたかったからです。
オスモにはフローリング専用のワックスも売っていますが、自分で作った家具の仕上げにも使えるこの塗料にしました。
床を塗るために塗料を入れる容器とコテバケと雑巾を何枚も用意しておきます。
容器とコテバケというのはこういったものです。
コテバケは持ち手がありスポンジが先についている道具です。床を塗るのはコテバケがあればだいぶらくです。コテバケの先のスポンジは使い終わったらスポンジだけ捨てることが出来て、取り替え可能です。
今回助っ人を呼んでふたり体制で床を塗っていきました。
ひとりがコテバケで塗料をあらかた塗っていき、もうひとりが先に塗った後を追いかけるようにして付きすぎた余分な塗料を雑巾でふき取っていきます。雑巾は塗料まみれになったらすぐ新しいのに交換したほうが作業効率はいいです。
夜10時くらいから塗り始めてかかった時間は大体2時間くらいでした。
今回の助っ人の彼は同じ時期に東吉野の山が好きすぎて移住し、この村でビール製造所をつくろうと計画中です。ひとりでやっていたら時間も倍以上かかったと思うと手伝ってくれたのは感謝です。
オイル塗装に使ったあとの雑巾やウエス、スポンジは必ず放置せず水の入った容器に入れて処理してください。オイル塗料を使用した布ものは放っておくと自然発火の恐れがあります。
自然発火する恐れのある塗料には缶にしっかり記載されているのでそういったものを使う場合は注意が必要です。
これでリビングの床は完成しました。この勢いで次はキッチン・ダイニングの床も張っていきます。
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
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