【連載】古民家リノベ 報告 トイレの改装編その1【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野】
投稿日:2019年4月17日(水曜日)
こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。
古民家リノベーションした時の記録、前回までは主に解体についてでしたが、今回から改装編がスタートです!
まず水まわりをなんとかしないと! 特にトイレをほかより先になんとかしないと、リノベ中どこでトイレする問題にぶちあたります。男の人はね、まぁなんとかなる……。それでもやばい時は公衆トイレまでダッシュ(田舎なのでそれでも車で5分くらいかかる)!
リノベ中、トイレがしばらく使えない場合は、事前に公衆トイレの場所や使わせてくれる施設を調べておいたほうがいいなと思いました。
田舎の、特に古民家のトイレは問題点がいっぱいです。
基本、ボットン便所です。またの名を汲み取り式便所、またの名を落下式便所!
急速に姿を消しつつありますが、田舎ではまだまだ健在です。
例にもれず今回もボットン便所。というのもボクらが住む地域は下水道が通っていないのです。
全国の下水道処理人口普及率は78.8%(2017年度末)と高いようですが、都市部に集中しており田舎にいくほど普及率は低いと思います。
リノベするボットン便所は和式便器で穴がポッカリ、穴をみると下が直接見える。おまけに小便器もついてます(古くさくていらね~)。
嫁は「絶対このままではいやだー!」と叫びました。
さてこの問題どうするか? 選択肢としては「合併浄化槽」というものがあります。
合併浄化槽 とはトイレを水洗化するときに設置するもので、水洗トイレからの汚水や台所・風呂などからの生活雑排水を微生物の働きなどを利用して浄化し、きれいな水にして放流するための設備です。
ただ、合併浄化槽をいれるのはなかなか工事も大掛かりになったり、今回の場合は台所が離れていたので、予算の関係上あきらめました。予算でいえば、地域によって合併浄化槽をいれるにあたり補助金がでることもあるので調べてみてください。
それで、今回は「簡易水洗式トイレ」を選択しました。
詳しくはウィキペディア先生で。
https://ja.wikipedia.org/wiki/簡易水洗式便所
要は、ボットンの受け皿の上に洋式のトイレがつけれます。見た目はほとんど水洗式とかわらず低コストで設置できます。便器とボットンの間に弁もあるので下が直接見えることもないです。それでもバキュームカーによる汲み取り式にはなりますが、友だちの家で使わせてもらっていたのでこれで充分かと。おしりがデリケートなボクは温水シャワートイレにしたいのと、便座暖房ヒーターはつけたいなと思って探してみると、ありました。ただ、形などはほぼ限られてくるので、便座本体を選ぶことはできません。
ボットンの受け皿自体も新しくできるみたいなのですが、状態をみると悪くなかったのでそのまま活用することにしました。
問題点はそれだけではなく、なんとトイレは家から一回外に出た離れにあります。
間取り図と写真を見てみると分かります。
お風呂も、一回外へ出ないと行けないのです。田舎の家や古い家はほとんど外にあります。
家の中にトイレを設置するとボットンからの臭いがきついので、外に作っていたようです。
一回外に出るのなんていやすぎる。考えた結果、むりやり地面を繋げて壁を立てて家と離れを一体にしてしまうことにしました。
トイレは他にも問題が山積みで、上のふたつの大きな問題を考えてから、続いてトイレの位置をどうするか? 便座暖房ヒーターをつけるのでコンセントの位置どうするか? 手洗い場もなかったので水道をどこにひっぱってきて高さはどうするか? 洗面器どうするか?
などなど考えることいっぱいだー。
あーオシッコしたい……。
いつになったらトイレは完成するのか? 次回に続きますー!
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/wataru830/
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