【連載】壁を傷つけず、壁一面ディスプレイが自在になる板壁を作ろう!その2【anさんのおうちと暮らしがもっと楽しくなるDIYダイアリー】
投稿日:2020年5月22日(金曜日)
こんにちは。引っ越しを機にDIYにはまった主婦anです。
「壁を傷つけず、壁一面ディスプレイが自在になる板壁を作ろう!」の巻、その2です。
前回はディアウォールで柱を立てて、野地板を調達し、下処理をしました。
今回は野地板を塗装するところから始めます。
まずは野地板をカットするのですが、野地板はたいてい1800㎜ほどの長さで販売しています。
今回板壁を設置したい場所は1360mmなので、野地板を購入したホームセンターでカットしてもらうか、持ち帰ってきて自宅でカットするかになります。
コンセントがある場所だったら、その部分の板を短くしておきます。
カット方法はのこぎりで地道にカットするか、電動ジグソーやスライド丸鋸でカットします。
カットした野地板に塗装をしていきます。
今回使用した塗料は、アサヒペンの水性ガーデンカラー「ウェッジウッド」です。
このカラーはグレーに近い色で、古材風に見せることができます。ガーデン用塗料なので屋外でも使用できます。
刷毛やローラーを使用してひたすら塗ります。塗ったら余分な塗料をウエス(いらない布)などでふき取り乾燥させます。
乾燥した野地板に電動ドリルで下穴を開けます。
電動ドリルは用途によってドリルビッドを付け替えて使用しますが、今回は下穴を開けたいので、穴開け用ドリルビッドをつけます。
下穴を開けることで、ねじを打ち込む際の板割れを防ぐこともできます。
画像は皿取錐ドリルビッドというもので、これを使用することでこのあとの工程で木ねじを打ち込むときに、ねじ頭が板の表面から飛び出ずフラットになります。
ねじ頭が出てると見た目がよくないので、皿取錐ドリルを使用することをおすすめします。
板の両脇に2か所ずつ下穴を開けます。
下穴を開ける場所は、ディアウォールで立てた柱にあたるように測定して開けましょう。
下穴を開ける際に注意することは、下穴を開ける板の下にいらない当て板を置くことです。
こうすることで床や作業台を突き出たドリルビッドの先端で傷つけることもないし、板の裏側のバリも少なくなります。
下穴をすべての板に開けたら、いよいよディアウォールで立てた柱に設置します。
下から打ち込んでいき、設置した板にまた板を乗せるようにしていくと安定して木ねじを打ち込めます。
コンセント部分はこのようになりました。
どんどん打ち込んでいきます。
単純な作業ですが根気よく進めていきますよ~
下穴開けから設置まで地味な作業が続きましたが、やっと完成しました!
ここで、柱を立てるところまで遡って補足します。
↑の画像のようにディアウォールのブラケットを正面から見えないようにするには、柱を立てる前にブラケットと天井の間にブラケットの奥行きの長さの幅の板を挟んで柱を立てます。
なので、柱になる2×4材は挟む板の厚み分もプラスして短くカットします。挟みこむ板の天井側に隙間風を防止するための隙間テープを貼ると、摩擦でずれにくいかと思います。
そして板を張って、最後に挟んだ板の側面にブラケットを隠すための板を垂直に設置します。
この場合、ブラケットが隠れる90mm幅の板を準備するといいと思います。
この方法は安全面でメーカーさんが推奨しておられないと思いますので、あくまで自己責任で参考にしてください。
参考までに、この方法で板壁を設置して4年経ちますが、今のところがたついたり歪んだりは全く見られません。
ディスプレイ替えも何度もしていてもビクとも動きませんが、部屋の仕切り壁として設置している場合はおすすめしません。
完成したら、いよいよディスプレイタイムです♪
壁を傷つけずに木ねじでフックをつけたり、棚を設置したりできます。軽いものだったら画びょうでも大丈夫ですし、板と板の間にS字フックをかけてぶらさげる系の雑貨もディスプレイできます。
ブラケット近くの板と板の隙間に枝物のフェイクグリーンをさしたりして、ディスプレイしてみました。
時を経て壁の色に飽きたらペイントしてもいいですね♪
ターナー色彩のミルクペイントforウォールの「スノードロップ」でペイントしました。
ペイント方法については、いつかまた別の記事で紹介させていただきたいと思います。
板壁の色で、印象がだいぶ変わりますね。
板壁を設置する部屋の採光なども考慮して、どんな色にするのか決めるとよいかと思います。
以上で、ディスプレイが自在にできるようになる!壁を傷つけない板壁作りの記事はこれにて終了となります。
次回もまたこちらでお会いしましょう~~♪
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