ガラスも金継ぎできる!?割れたグラスを金継ぎしてみた!
投稿日:2021年4月5日(月曜日)
こんにちは。フェリシモ女子DIY部ちまこです。
お気に入りのグラスが割れてしまいました……ショック。
部員けびょさんの金継ぎを見て、わたしもやってみることに。
(部員けびょの金継ぎブログ記事はこちら)
これまでも金継ぎはちょこちょこやっていましたが、グラスはきれいにできなかったことがあり、諦めていました。
ですがネットで調べた結果、グラスの場合、エポキシパテを使ったら簡単にできそうだったので、いざ挑戦!
こんな感じで、口もとがギザギザに割れてしまい、ひびも入っていたグラスでしたが……
このようにリペアできました。
材料は、けびょさんのブログ記事を見つつ、ネットで調べつつ、必要なものをそろえました。
材料:絵皿、耐水性紙やすり# 400、エポキシパテ(金属用)、金粉(真鍮粉)、うるし薄め液、合成樹脂(工芸漆)
筆がなかったので、割りばしの先をカッターでとがらせて、代用することにしました。
ではさっそく作業スタート!
まず、エポキシパテを必要分だけカッターで切り取ります。
断面が2色になっています。
これを混ぜることで固まるようです。
こねこね。こねこね。
指にねちょねちょが付きます。(-_-;)
ビニル手袋が付属していましたが、こねにくかったので、早々に外しました。
※ 体質によってはかぶれることがあります。ブログを閲覧いただいた方から、付属のビニル手袋を着用した方ががいいとご指摘をいただいております。ご注意くださいませ^^
まぜると数分で固まってしまうと取説に書かれていたので、焦りながら作業……!
指に付いたねちゃねちゃで、グラスの表面を汚してしまいそうになります。
慌てて手を洗ったりしました……(焦)
やっぱり手袋をした方がよかったと後悔。
グラスの欠けを埋めるように、パテをペチャっと付けます。細かい部分は、指に少し水をつけて作業するとやりやすいそうですよ。
あと、パテはケチらず、ちょっと多めにつけておいた方がよさそうです。
なぜならカッターで余分な部分を削ったときに、足りない部分があると、またパテをこね直すところからやらないといけなくなり、そうこうしているうちにパテが固まってしまうと、カッターで削れなくなります(>o<;)
カッターで削る作業は、固まりきらないうちに、手早く行いましょう!
固まると結構硬いので、カッターで太刀打ちできなさそう、と思いました。
ふうっ。削れた。
ふふふ、それっぽくなってきました。
次に、表面を滑らかに整えるように、耐水ペーパーで磨きます。
耐水ペーパーは水をつけて磨く紙やすりのようなものです。
グラスの部分にペーパーが当たりすぎると傷がつきそうなので、注意しながら。
パテの部分が滑らかに整ったら、耐水ペーパーは終了です。
ティッシュペーパーに水をちょっとつけ、いったんグラス全体をきれいにふき取りました。
じゃーん。次に絵皿に金粉(真鍮粉)を少量とりまして、工芸うるしを同量入れます。
うるし薄め液を1滴ぐらい入れたら、割りばしをとがらせたもので混ぜます。
そのとろっとした金色の液体を割りばしにとって、パテの部分に置くようにして、塗っていきました。
ひび割れた部分も慎重になぞっていきます。
……らしくなってきました!
グラスの内側からも同じようにしていきます。
パテが見えなくなるように、金色の液体を置くように、塗っていきました。
じゃーん!
ひびの部分をなぞる線が繊細さに欠けますが、まあいい出来ではないでしょうか!
飲み物を入れるのにはちょっと抵抗があったので、ドライフラワーを入る花瓶として使うことにしました。
(食品衛生法に適合した材料だとよさそうですが、わからなかったので、インテリアとして使うことに)
うん、いい感じだ~☆
小一時間で手軽にできたので、また何か壊れたら直してみたいと思いました!むしろ何か壊れてなかったっけ!?と探してしまいました(笑)
みなさまもぜひやってみてくださいね。
もっちりさま
コメントありがとうございます。
私はひびにも薄くパテを入れようとしましたが、ひびのすき間があまりなかったため、結果的にはパテはさほど入りませんでした。
ひびのすき間がない場合は、工芸漆で線を描く程度の処置でも大丈夫です^^
工芸漆でひびが多少は埋まります!
参考にさせていただいております。欠けの箇所ではなく、ヒビの箇所にもパテを薄く入れておりますか?それとも工芸漆で線を描く程度の処置でしょうか?
まめこさま
記事をご覧くださってありがとうございます!
ぜひお試しください♪
私もお気に入りだったのに割れてしまったガラスのコップ、、取ってあるのでやってみます!!
hana+*さま
コメントありがとうございます。
ガラスの器もこの方法で修復可能です!
ただ、食品衛生法に適合した材料でなければ口を直接つけたり、食品を入れる目的で使用することは推奨されないようです……。
食器として使えなくても、花器やインテリアに生かせるので、捨てるのに忍びない器にぜひお試しください!^^大切な器がよみがえって、また暮らしを彩ってくれますように。
昨日ちょうどヒビ入れてしまい心砕けていたので、こちらを見つけ救われました!そもそも金継ぎを家でできると思ってなかった・・匠に依頼するか匠指導のワークショップしか無いと思い込んでました!他の割れてしまったけど捨てるに忍びなくいつか金継ぎの機会があれば・・と思ってたお気に入りカップなんかも復活できるのだと希望が湧きました!本当に有難うございます(//∇//)