新たな門出のプレゼントに、手づくり陶芸に挑戦! 餃子の形をしたお皿を作ってみた 前編
投稿日:2020年11月6日(金曜日)
こんにちは。フェリシモ女子DIY部のちまこです。
このたび、部員のももちゃんが卒業することになりました……さみしい。
ももちゃんは女子DIY部のムードメーカーで癒やしの存在。
そして意外や意外。餃子を作るのがものすごくうまい!(笑)
ということで、卒業プレゼントにみんなで餃子の形のお皿「ぎょう皿」を作ることにしました。
このお皿で餃子を食べてほしいという思いを込めて……。喜んでくれるといいなぁ!
大学時代は陶芸を専攻していた私。自宅に陶芸窯があります。
今回は、女子DIY部の陶芸チャレンジの仕切り役を務めさせていただきました。
作るのはこちら。
餃子をモチーフにしたお皿!!(ちょっとパンっぽいんですが)
↑完成写真です☆
まずは型を作ります。
型を作っておくと短時間にたくさん作れ、また後日追加で同じものを作りたい場合にもすぐに作れます。
今回は部員全員+αの10~15枚くらいを作りたいので、型を作って作ることにしました。
全部がきれいに焼けるとは限らないので、少し多めに作ります。
型には石膏を使うのですが、その石膏を流し込んで型を取るための型(原型)を作るところからスタートです。
まず、粘土を楕円形に伸ばしていき、餃子のひだの形を作るために、ひとつひとつ印をつけていきます。
ひだの形がなるべく均等になるように定規で測りつつ、へらでちょんちょんと印をつけました。
側面もへらを使ってひだの形を作っていきます。
内側はお皿としてくぼませたいので、彫っていきます。
餃子の耳?の部分も彫り込んでいきます。カーブのついた金属のへらがあったので、スムーズに作業が進みました!
だいたいのかたちができたら、竹の細かいへらで細部をきれいにしていきます。
作業ごとに、合った道具があると捗ります。道具大事!
この時点では、厚みは均一にしなくてもいいし、底面は作らなくて大丈夫です。
原型をきれいに整えたら、石膏を流すための壁を作っていきます。
書類整理に使うクリアファイルを、はさみで切り開いて半分にカットし、2枚にします。
そのうち1枚を原型の下に敷きます。
石膏を流したときに外にこぼれたら、このファイルが受け止めてくれるように。
次に粘土を壁のようにして、原型を囲みます。壁は強度が大切なので、しっかり厚みを持たせましょう!
また、絶対にすき間がないように!
すき間があると石膏を流し込んだときに決壊して悲惨なことになります……。
テーブル(クリアファイル)に接地している部分も、すき間がないように粘土を詰めます。
石膏を準備します。
今回は簡単な型なので焼石膏A級を選びました。型の精度を大切にする場合は等級がより高いものを使いましょう。
商品説明に書いてある水の分量を量って、バケツに入れます。
この石膏は約1分間で水に振り入れ、3~4分撹拌するものなので、タイマーを用意して、1分にセット。
タイマーをスタートしたと同時に石膏の粉をバケツに振り入れていきます。少しずつ。
でも1分の間でやらないといけないのでドキドキします……。
終わったら、再びタイマーを1分でスタートさせて、待ちます。石膏が少しずつ水になじんでいきます。
1分経過したら今度はタイマーを4分にセット・スタートして、丸棒で撹拌します。
ポイントは気泡が入らないように静かに、でも混ざらないところがないように、底から全体を混ぜることです。
タイマーが鳴ったらそっと丸棒を引き抜いて、バケツの側面をトントン叩いて空気を抜いたら、静かに型に流し込みます。
おおっと、ちょっとぼーっとしていたらこぼれました……(汗)壁の高さを超えてしまったようです。
こぼれても決壊していなければ大丈夫!
石膏は時間の経過とともに固まっていくので、ここから作業は手早く行います。
焦らずもう1枚のクリアファイルを使って余分な石膏を型の外に追いやります。ざーっと横に流しちゃいましょう!
(下に敷いたクリアファイルを超えて流れましたが…気にしない 笑)
数分でクリームチーズぐらいの硬さになります。
硬くならないうちに金属のへらを使って写真のように彫り込んでいきます。
中央に残した部分が、型を使うときの持ち手になります。
固まるまで1時間とのことなので、彫り終わったらそのまま放置して待ちます。
1時間たったら、いよいよ粘土の壁と原型を取り払います。
カパッと気持ちよく取れました!
じゃじゃん!!型が取れています!
耐水ペーパーという水をつけるやすりで、表面をきれいにしました。
もし大きなバリや角がとがっているところがあれば、金属の硬いへらで角をとっていきましょう。
仕上げにスポンジでふき取ります。
型が完成しました!
半日がかりです……!でも量産できることを考えると型を作るほうが結果的に早いのです!
かにパン感が否めませんが、ご愛敬♪ということで☆
すぐに使わず、乾燥させるほうがいいので、数日、乾燥した場所において乾かします。
型が取れたのでいよいよお皿を作ります!
……が、続きはまた次の記事で。
お楽しみに!
※水に溶いた石膏が余ったときは、ごみ袋や新聞紙の上に流して、地域ごとの分別に従って処分しましょう♪直接排水溝に流さないでくださいね。
※微量の石膏が付着したバケツや丸棒は固まらないうちにすぐ、たっぷりの水で洗い流しましょう!
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