初心者が石膏ボードアンカーを使って「壁面収納」を作ってみた! ①棚受け編
投稿日:2020年2月7日(金曜日)
こんにちは。フェリシモ女子DIY部の新人、じょーじです。
新人、と言い続けてそろそろ1年がたちます。いつまで名乗っていいのでしょうか……
さて、今回作りたいのは『ハンガーラックのを上をカバーする壁面収納』です!
私は実家暮らしなのですが、自室に収納スペースがないので、このいかにも実家っぽいハンガーラックにボンボン服をかけて暮らしています。
最近困っているのが、掛けている服にほこりがのってしまうことと、いよいよ部屋が物であふれかえってきたこと。
そこで、このラックの上の位置に棚を作れば収納兼、ほこりカバーになるのでは!?とひらめきました。
家族から壁に穴をあけてもOKと許可が取れたので、意気揚々と買い出しへ!
今回の材料です。
棚板、棚受、棚受を留めるねじ、棚板と棚受を留めるねじ、ドライバー、電動ドライバー、マスキングテープ
そして「石膏ボードアンカー」。
部屋の壁が石膏ボードの場合、壁に直接ねじを留めても壁の中が空洞でうまく固定されないので、ねじが抜けないようにしてくれる代物です。
DIYの世界には便利なものがあるんですね~。
さて、まずはマスキングテープでどこに棚受をつけるか、印をつけていきます。
ここで先輩部員からアドバイスが!
石膏ボードの壁の中には下地材という木の柱があり、下地材があるところはねじが効いてしっかり固定されるとのこと。
必ずしも【石膏ボード=壁にネジが効かない】ではないのですね!
下地材があるかどうかは、「壁をコンコンと叩いて、音の響く(=空洞)ところであたりをつけられるよ」と教わったので、壁を叩いてみます。なかなかちょうどよいところに下地材がなさそう……
今回はやはり、先ほどの石膏ボードアンカーを使います(涙)
(ちなみにホームセンターには下地材の位置を探す道具もあるので、心配な方はそちらを使ってくださいね)
今回は木の素材の棚受を選んだので、穴の位置が微妙に違う!こういったところに注意しながら、棚受を留める穴の位置を記していきます。
定規とメジャーを駆使しつつ、水平・直角に印を付けた……
つもりだったのですが、おわかりでしょうか。
なんだか元々のマスキングテープがゆがんでいることに。
これが後に悲劇を生みます。
そんなことはつゆ知らず、作業を続けていきます。
石膏ボードアンカーにセットでついていた下穴用の太いねじで、壁に穴をあけます。
このときに驚いたのが、かなり粉が出ること。壁を削っている訳なので、当たり前なのですが……
実はこの下に荷物があったので、できるだけこぼれないよう手で粉を受け止めながら、ゆっくり穴をあけました。(ズボラ)
ぽっかりとあいた穴から、もう後戻りできないことを悟る……
次は下穴にアンカーをつけていきます。
「かえし」の部分がらせん状になっていて、めりめりと壁が削られていきます。
なるほど、これは壁から取れないようになるなぁ~。
棚受設置予定の4か所に下穴処理が終わったので、マスキングテープをはがします。
棚受の穴と、アンカーの位置を合わせながら、いよいよねじで棚受を固定します。
上下少しずつ留めて位置を確認しつつ……
左側の棚受はピタッときれいにとまりました!!
初挑戦でこの出来栄え、もしかして、自分天才では?
なんて思いながら右側に取りかかること数分。
あれ?途中からねじをとめようとしても空回りする……
ちょっと棚受けをずらして様子を見てみましょう。
チラッ
「えっ!?」
なんと下のアンカーがずれていました。
何とか押したり角度を変えたりしながらアンカーにねじが留まらないか試すも、奮闘むなしく……
これはもうアンカー自体の位置を変えるしか仕方がないとわかったので、電動ドライバーをゆっくり逆回転させて、ねじとアンカーを外そうとします。
「ゴリっ」
ああ~!壁が……実家とはいえ……壁が……
このタイミングで母に謝りに行きました。
「仕方がないので、穴は家にあったパテで埋めて、上のアンカーを付け直そう。」
と思った矢先、今度は棚受からアンカー付きのねじが取れない!
ここからプチパニックで写真があまり撮れていません(笑)
なぜか家にあったプライヤ(実家クオリティ!)でなんとかアンカーをねじ切って外し、金づちでねじを叩いて棚受から外すことに成功!
そんなトラブルを経て、もう一度アンカーを付け直しできたのがコチラ!
何とか壁の穴は棚受に隠れたのでホッと一安心。
(後日、先輩部員に水平を測る「水平器」というものが、今回のような設置位置を図るときには便利だよ教わりました。次は絶対それを使おう~。)
しかしこの日はもうスタミナが切れたので、板の取り付けは明日にして眠ることにしました。
朝起きたら棚が完成してるといいなぁ……
果たして本当に完成するのか?失敗した右側の棚受は、耐久性があるのか!?
続きは次回更新でお知らせします。どうぞお楽しみに♪
元職人さま
コメントありがとうございます!
確かに重量があるものを乗せる目的の場合は、石膏ボード越しに下地に直接ネジやクギを打ち込み、固定した方が良いですね。
石膏ボードアンカーのみの棚に重量あるものを乗せてしまうと最悪の場合、石膏ボードごとはがれてしまうことにもなりかねませんので・・・
今回は体当たりの失敗談ということで、後半もトホホな結末が待っています。
こんなことにならないよう、みなさんの参考にしていただければ幸いです!
軽いものなら大丈夫かと思いますが、石膏ボードは断熱・内装材で強度はありません。カーテンレールさえ怖くて付けません。
私なら、石膏ボードの下地が水平(または垂直)に30㎝もしくは45㎝間隔であるはずなのでそこに取り付けます。石膏ボード用の下地探しがあります。
ネット旅人さま
コメントありがとうございます!この記事が参考になったとのこと、とてもうれしいです。
今回大体これぐらい、で進めてしまうと棚のDIYは痛い目を見るなと実感しました。
何度か計測を重ねて、水平や穴の位置を確認すればきっと失敗しないと思いますので、すてきなDIYライフをお過ごしください!
とても参考になりました。
上手くいった情報もありがたいですが失敗談やその解決策もより知りたい情報だったりします。トイレットペーパホルダと可動棚を取り付け予定なのですが、水平性や穴位置をちゃんと確認したいと思いました。