![](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-31.jpg)
裁縫の本やキットなどに、「まつり縫い」「ぐし縫い」などと書いてあっても、初心者さんにはよくわからないことって多いですよね。今回は、知っていると何かと便利な縫い方の基本をご紹介いたします。
目次
◇玉結び・玉止めのやり方
意外と苦手意識がある方も多いのが、縫い始め、縫い終わりに作る玉結び・玉止めです。コツをつかめばきれいにできるので、おさらいしてみましょう。
・玉結び
![玉結びの手順1](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-10-1.jpg)
人差し指の先に糸を1周巻きます。
![玉結びの手順2](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-11-1.jpg)
親指で押さえて、糸によりをかけるように、人差し指を抜きます。
![玉結びの手順3](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-12-2.jpg)
できた輪を中指で押さえながら糸を引きます。
![玉結びの手順4](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-17-3.jpg)
玉結びのでき上がり。
・玉止め
![玉止めの手順①](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/11/saihou_vol4-16.jpg)
縫い終わりの通ろに針をあてて、糸を2〜3回巻きつけます。
![玉止めの手順②](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/11/saihou_vol4-17.jpg)
糸を引いて、縫い終わりのすぐきわで固定します。
![玉止めの手順③](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/11/saihou_vol4-18.jpg)
巻いた糸がずれないように、親指の爪を立てる感じで押さえ、針を引き抜きます。
![玉止めの手順④](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/11/saihou_vol4-19.jpg)
糸を完全に引き終わるまで、しっかり結び目を固定しておきます。
![玉止めの手順⑤](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/11/saihou_vol4-20.jpg)
糸を切って、玉止めの完成です。
◇なみ縫いのやり方
いちばん基本の縫い方で、表・裏・表・裏と交互に針先を動かし、真っすぐ等間隔に縫います。目の大きさは、約0.3~0.4㎝を心がけましょう。布の縫いあわせや、仮縫い、しつけの時に使います。 ※しつけの場合は0.5〜1.5cmの針目で縫います。
![なみ縫いのやり方](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-01-5.jpg)
◇ぐし縫いのやり方
ぐし縫いは、針先だけを動かして細かく縫う方法です。ギャザーを寄せる場合などにも使います。なみ縫いもぐし縫いと呼ぶことがあります。
![くじ縫いのやり方](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-02-1.jpg)
![くじ縫いの手順](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-03-1.jpg)
◇返し縫いのやり方
手縫いで布を丈夫に縫い合わせるときや、ミシンのかけにくいところを縫う場合に使います。ほつれてくるのを防ぐほか、ポケット口などを丈夫にするために返し縫いをします。
![返し縫いのやり方](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-06-3.jpg)
![返し縫いの手順](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-09-1.jpg)
① 布の裏から針を入れて表に出し、進行方向とは逆にひと針戻るように刺します。
② ひと針目よりさらに、ひと針分先の3に針を出し、1と同じ穴4に針を入れます。
③ ひと針戻ってふた目分先に出すを繰り返していきます。
◇まつり縫いのやり方
まつり縫いにはいろいろ種類がありますが、よく使うのは「たてまつり」と「端まつり」。たてまつりはアップリケなどに、端まつりはスカートやズボンの裾上げなどに向いてます。
さらに詳しいまつり縫いの解説はコチラ<裁縫Vol.6>
・たてまつり
![たてまつりのやり方](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-04-3.jpg)
たてまつりは、縫っているときに見えている面に出る針目が小さいので、ゼッケンやアップリケの縫いつけに適しています。
![たてまつりの手順](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-07-3.jpg)
① 布端を三つ折りにして、1から針を出します。
②1の真上に2の針を入れ、布をすくって3に出します。
③②を繰り返します。縫い目があまり目立たないように縫いましょう。縫い目の間隔は、通常0.3cm程度です。
![たてまつりを使ったアップリケ](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-21.jpg)
たてまつりを応用して、こんなかわいいアップリケもできちゃいます!
・端まつり
端まつりは、縫っているときに見えている面には斜めに糸が渡りますが、反対面に出る針目は小さいので、裾上げに使われます。
![端まつりのやり方](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/04/saihou_vol2-05-3.jpg)
![端まつりの手順](https://www.felissimo.co.jp/couturier/blog/wp-content/uploads/2019/11/saihou_vol2-08.jpg)
①布端を三つ折りにし、1から針を出します。
②2から3へ小さくひとすくいしてから、折り上げた布をすくって4に出し、これを繰り返します。
基本を押さえて、裁縫をさらに楽しく!
裁縫の基本的なことをきちんと知っておくと、作品づくりがきっともっと楽しくなるはずですよ! この機会にぜひおさらいしてください。
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