作れるものは 自分で作る暮らし / いとしい手づくり

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余り布で楽しむ、気軽なまっすぐ縫い

小さなころから手づくりが好きで、衣食住、作れるものは自分で作る暮らしを自然に楽しんできました。ところがこの春に引っ越しをしてからは、しばらくバタバタと忙しく、手づくりをゆっくり楽しむ余裕もなくて。キッチンの窓にはとりあえず風呂敷をかけておいたのですが、気づけばそのまま2ヵ月が経過。風呂敷が日焼けしてしまってる!と、あわててキッチンカーテンを作ったのでした。

 

使った布は、娘が小さいときにワンピースに仕立てようかなと買っておいたスイミー柄。あれ、少し丈が短かったかな?と思うけど、それもご愛きょう。窓辺にいつもスイミーがいるっていいな、と気に入っています。

 

次に作ったのは、トイレの下窓の花柄のカーテン。この布はもとはラルフローレンのベッドカバーか何かで、友人の引っ越しの際にもらったもの。わが家は大量に布のストックがあるのですが、こんなふうに意外な用途で生まれ変わる様子を見るのも楽しいです。

 

今年の七夕に作ったのは、布製の笹。ストックのさらし布に布製ペンで直接笹を描いて、上辺を棒に通せるように縫うだけ。あとは折り紙の短冊を飾れば七夕タペストリーのできあがり。布製なのでかさばらないし、毎年繰り返し使えて便利です。

この3つは、すべて気軽なまっすぐ縫い。布幅に合わせて必要な辺を縫うだけだから、あっというまにできあがります。材料はほとんど家にあるものだから、準備も不要で本当に気軽。それでも縫っている間はワクワクするし、できた作品と共に過ごす暮らしも楽しくて。忙しい日々のリフレッシュにもなるまっすぐ縫い、これからもすき間時間に楽しめたらいいなと思っています。

 

画文家
大田垣 晴子(おおたがき せいこ)
イラストとエッセイが融合した「画文」というスタイルを確立し、雑誌、新聞、広告などで活躍。『ことわざ絵つづりいろはかるた』(藝術学舎)他、著書多数。

Instagram:@seikootagaki

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