ハンドメイド スープジャーカバー / ユキンコの自遊きままな 暮らしの手づくり

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試練のアイコ

みなさま、こんにちは。お元気ですか。今月は娘のリクエストにこたえて、ミニトマト「アイコ」風のスープジャー袋を作ってみました。フルタイムで働く私に合わせて娘は1歳のころから保育園に通い、小学校に上がってからも長期休暇には、お弁当を持たせて送り出すことが多くあります。いつも作るお弁当の中身が偏りがちで悩んでいたときに思いついたのが、スープを持たせること。具材いっぱいのおみそ汁やトマトスープを持たせるとそれがひとつのおかず代わりになるし、数時間後でもあったかくて娘にも大好評。しかし愛用のスープジャーにぴったりな袋は、作りたいと思いながらも優先順位からこぼれ落ちてはや数年……。今回、念願かなって作ることができました。

昔から、いきなり布を切って縫うとうまく仕上がる、という適当ソーイングを得意としてきた私も、20年以上お仕事として手芸をしているうちに、きちんと計算して数値を割り出してから作り上げられるようになり、今回はあらかじめ設計図を描いて、完璧にぴったりなサイズに仕上げました。4種類の柄布の長さも設計段階で決め、それを1枚のシート状にして内布と合体して縫製。「私も成長したもんだ……」と酔いしれていたのですが、「アイコのへたはもっと上にぴーんとはね上がってるよ」「それだといちごの葉っぱだよ。トマトはもっと細いよ!」と娘に見せるたびにダメだしされ、へたを縫い直すことまさかの4回。まだまだ調子に乗っていたらだめだというメッセージなのか、ラストスパートで転びまくり、完成したときには身も心もヨレヨレ。手づくりはまだまだ奥が深く、そう簡単なものではないと改めて学んだ母なのでした。

 

ユキンコ

『クチュリエの種』創刊時から作品を担当。娘の成長とともに自分の時間も増えてきました。 最近はソーイングにどっぷりはまり中。 

Instagram:@yukinko_no_kurashi

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