ソーイングの必需品 針磨き / ユキンコの自遊きままな暮らしの手づくり

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キウイの針磨き

みなさま、こんにちは。今月はキウイの針磨きを作ってみました。

ソーイングをされるみなさま、針磨きはお持ちですか?ピンクッションに長く針を刺したままだと、生地と針の接着面がさびついたり、針の生地通りが悪くなることがよくあります。私はずいぶん前にイチゴ形の針磨きを持っていましたがいつの間にやら見失い、いつか作りたいなと思いながら10数年経過。先日ソーイング仲間から針磨きの中身となる「金剛石(こんごうせき)の粉」をいただき、念願の手づくりが実現しました。以前作ろうとしたときは、専用の詰め物を探したのですが見つけられず一度断念していたこともあって、ある人にとってはただの石の粉末も私にとっては「あの幻の!!」と、貴重な宝石のように思えました。

 

昭和の針磨きというと、なぜかイチゴ形のものが多いようですが、アメリカの友人によると、アメリカでもイチゴ形がもっともポピュラーで、トマト形もよく見るとのこと。磨くという効果だけでなくさび防止の面から、日本では髪の毛やウールを入れることもあると聞きますが、アメリカではウォールナットという木材の極小チップや植物の種を入れたりするそうで、なかなか興味深い話ですよね。さて、私はどんな形にしようかなとあれこれ考えて、最終的にたどりついたのがウール素材のキウイでした。そういえば最近、マカロン形のものが売られているのも目にしましたし、イチゴにトマトにキウイ……なぜか食べ物に自然といきついてしまう針磨きの謎。針磨きひとつも、なかなか奥深いですね。

 

ユキンコ

『クチュリエの種』創刊時から作品を担当。娘の成長とともに自分の時間も増えてきました。 最近はソーイングにどっぷりはまり中。 

Instagram:@yukinko_no_kurashi

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