究極の手づくり ソーイングセット / ユキンコの自遊きままな 暮らしの手づくり

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採れたて野菜のソーイングセット

みなさま、こんにちは。今月は私が作った究極のソーイングセットのご紹介です。「クチュリエクラブ」の20周年記念に何かスペシャルなことができないかと編集部と話し合い、「ソーイングセットを読者プレゼントにするなんてどう?」と始まったこの企画。私の手芸歴もちょうど切りよく25年にあたり、これまでさまざまな手芸道具を使ってきた中で、これは便利! これオススメ! というものがたくさんあり、それらをギュギュッと集めた究極のセットを作りたいとひらめいたわけです。

続いて、どんなテイストで作ればよいのかと悩みました。ロマンティックにもレトロにもポップにも作れてしまう。そこで今回はいっそ、私が好きなものに思いきり振り切ってみようと考えました。となると、これはもう野菜しかない。そうだ、野菜のかご盛りにするぞ! ということに。

最初にバスケットができあがったころ、娘が「ママが何か楽しそうなことやってる!」と口をはさんでくるようになりました。

「大根とにんじんのハサミケースにするつもりだよ」と私が言うと「それはありきたりだよママ。赤かぶがいいよ!」と言い、「アスパラガスのペン立てにしようと思うんだ!」と材料まで買ってきたのに、「そこはねぎでしょ!」と横ヤリ発言。

左:赤かぶのミニハサミケース / 右:白ねぎのペン立て

私の当初のアイデアはことごとくダメ出しをされ、カイワレ大根は芽が伸びたじゃがいもに、キャベツの重石はカリフラワーに。

右:じゃがいものピンクッション / 左:カリフラワーの重石

そんなわけで手芸歴25年目の今、わずか10歳のブレーンに散々ダメ出しされながら生まれたのが今回のプレゼントだなんて、大きな声では言えませんヮ。

左:れんこんのメジャー / 右:大根の裁ちばさみケース

右:にんじんのアームピンクッション / 左:とうがらしのシザーキーパー

豆ボタンシート(左から、えんどう豆、小豆、大豆)

親子で楽しく手づくり時間を重ねながら生まれた今回のソーイングセット。手にした方がここから、新しい手づくりの日々をたくさん紡いでくださったらうれしいなと思います。

ユキンコ

『クチュリエの種』創刊時から作品を担当。娘の成長とともに自分の時間も増えてきました。 最近はソーイングにどっぷりはまり中。 

instagram:@yukinko_no_kurashi

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