手づくりライフを楽む / いとしい手づくり

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手づくり変遷記

手づくり好きな人あるあるだと思うのですが、私には収集癖があります。これといって得意技があるわけではなく、広く浅くいろんな手法に興味をもっているので、それぞれの道具や素材のストックがいっぱい。かつて星占いで「趣味の本とツールに散財する人生」と言い当てられ、その占い師の言うことをすべて妄信しそうになりました。

子どものころは紙粘土とフェルト、色紙がお気に入り。心の赴くままに人形を作ったりしたものです。風邪で学校を休んだ日には、当時人気だった教育番組『できるかな』を日中見ることができてしまい、夢中でのっぽさんと一緒に紙を切ったり貼ったりするうちに熱が上がってしまって、メチャクチャ怒られたりしたことも。


ところが成長するにつれ、散らかる作品群に「そんなに作ってどうするの?」という気持ちが生まれ、身に着けられるもの、使えるものといった「実用的」な手づくりにシフトしていったのでした。

コートをリメイクした時に、スカーフとレースで新たに作った内ポケット。

近ごろは「あれをこうしたらこうなるんじゃないの?」と思いついたら、もう寝ても醒めてもそのことばかりで、実際に手を動かすまでおさまらず。包み紙を封筒にしておすそ分けに使ったり、手持ちのスカーフやレースが頼まれもののコートのリメイクにピッタリだったり、思い付きがそのとおりにうまくいったら、それはもううれしくて。

栗ようかんのおすそわけ用に作った小袋。

これからもリスのように素材をためこみ、たまに忘れ、思いついて喜ぶ、そんな手づくりライフを楽しもうと思います(クチュリエのアイコンがリスの理由が、今、分かった……!)。

鈴木 啓美

フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」の広報啓発担当。月1回「フェアトレードの学校」を企画しています。今年こそ、手づくり帯に挑戦したい!

https://www.peopletree.co.jp/school/

 

 

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