ソウルの新スポット ポジャギの魅力を堪能 / ヘジンオンニのごきげん韓国レポ
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みなさん、アンニョンハセョ! ヘジンオンニです。今回は、韓国の風呂敷、ポジャギのルーツを求めて、「ソウル工芸博物館」を訪れたレポートをお届けします。
今、大注目のスポット「ソウル工芸博物館」に行ってみました

2021年11月に開館したばかりの「ソウル工芸博物館」。ここには韓国の伝統家屋=韓屋を含む、7棟の建物と広場などがあり、韓国の国宝文化財から近代でも使われている陶芸や刺しゅうなどの工芸品、また体験しながら学べる「子ども博物館」もある、今大注目のスポットです。もともとこの場所は長い間朝鮮王室の王子や公主(日本でいう皇太子)の邸宅として、また王族の婚礼の場としても使用された場所だったそう。すでに観光スポットとして親しまれている朝鮮王室最初の王宮、景福宮(キョンボックン)の隣りに位置しています。

安国駅(アングク駅)からすぐとガイドブックには案内されていますが、私のおすすめはひと駅隣りの景福宮駅で下車して、歴史風情が残る街並みを眺めながら向かうこと。景福宮の石壁などに囲まれた道を歩くところから、歴史見学をスタートした気分になれるはずです。
色とりどりのポジャギ、日本語に訳すと実は…

ポジャギは日本語に訳すと「風呂敷」。日本のみなさんは色生地をパッチワークしたものを想像しませんか?でも韓国では少し厚みがあって単色であっても、物を包む布なら何でも「ポジャギ」と呼ばれているんです。

今回の本題「ポジャギ」は、ソウル工芸博物館の常設展示となっていて、いつでも見ることができます。

展示では、宮廷仕様の華やかな模様のものから日常的に使用されているものまで、多様なサイズや素材が透明のアクリルパネルにスタイリッシュに展示され使い方も紹介されています。週末だったのでにぎわっていましたが、私がポジャギの美しさにすっかり心を奪われていたからか、とても落ち着いた雰囲気の中で見ることができました。
真心を届けたいときの工夫“ポジャギアート”
韓国では、贈答品や手土産などをポジャギに包んで相手に渡すという文化があります。韓国ドラマなどでも見たことがありませんか?その包み方・結び方のアレンジが多彩に広がり、現在「ポジャギアート」として大変盛り上がりを見せています。

Instagram @0401sweet
ポジャギアートにこうしなければならないという決まりごとはなく、色の使い方・包み方・結び方は自由。包まれる物の大きさと模様に合わせて、受け取る人のことを思いながら好きな包み方にすればいいのです。
ただひとつ例外としては、韓国の婚礼儀式で新郎・新婦がお互いに贈り合うプレゼントに、函(ハム)と礼緞(イェダン)というものがあるのですが、この時のポジャギの包み方や使い方(贈りもの・贈り方・渡し方・受け方)には伝統的な決まりがあります。それは非常にむずかしくて、私は専門のところに行って勉強したほどです。

義理の両親から贈られた私の函のポジャギは、赤と青色の光沢と、鳥や花の刺しゅうがとにかくきれいで、今でも大切な宝物。これに服、飾り物、かばん、お手紙などが包まれていたんですよ。
この新しい博物館はコロナ禍にオープンしたので、国外の方で行った方は少ないと思いますが、韓国の歴史をたっぷりと堪能できるニュースポットなので、ぜひおすすめです。
それではアンニョン!

金 惠珍(キム へジン)
김 혜진 / KIM HYE JIN
生まれも育ちも韓国蔚山の韓国人。第2のふるさとは、通っていた大学と会社がある神戸。現在は、韓国春川でインテリア会社を運営。趣味は料理とお茶を飲むこと。
Instagram 「春川、UNO家のおうちご飯」:@uno_cook
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