ホワイトワーク 文字刺繍 / ユキンコの自遊きままな 暮らしの手づくり
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まごころの友へ贈る ピローケース
みなさま、こんにちは。今月は初めてホワイトワークに挑戦しました。おおざっぱな自分の性格をよく知る私は、汚してしまいそうという思いもありこれまで純白の生地や糸を使った作品は作ってこなかったのですが、先日 刺しゅうの洋書と古いモノグラムの専門書を手にする機会があったのと、友人から真っ白い上質な生地をいただいたことで、すっかりその気になってしまいました。
海外の雑誌などではよくクッションやピローケースにほどこされたアルファベットの刺しゅうを目にしていましたが、特に気になっていたのが、文字がふっくら盛り上がりながらも糸が均一に並んでいる美しさでした。手にした刺しゅう本には、ホワイトワークの文字刺しゅうのテクニックとして、文字の中央にあらかじめチェーンステッチを埋め込んでおき、その上にサテンステッチをかけるよう紹介されていて、「なるほど、そういうしくみか!」とようやく長年の謎が解けました。
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この刺しゅうのアルファベットは、お互いを「まごころの友」と呼び合う大親友のなまえの頭文字「S」。もとの図案に描かれた花を彼女が大好きなバラの花にアレンジして埋め込み、ピローケースに仕立てました。フランス居住歴もある親友は、よいモノをたくさん知っていていつも私にいろいろなことを教えてくれたり、刺激を与えてくれる存在です。私も下手なりに続けてきた手芸歴は今年で25年。彼女のお眼鏡にかなうものに仕上がったかはわかりませんが、いつも私のまわりには作品を贈りたい人がいてくれたおかげで、少しずつ技術が追いついてきたんだなぁと「S」を見ながら感謝があふれるのでした。
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ユキンコ
『クチュリエの種』創刊時から作品を担当。娘の成長とともに自分の時間も増えてきました。 最近はソーイングにどっぷりはまり中。 instagram:@yukinko_no_kurashi
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