
ソーイングを始める前の大切な下準備。生地もたくさんの種類があるので、どんな方法で行えばよいか迷いますよね。今回は生地の種類別に、簡単にできる地直しの方法をご紹介します!
地直しとは?
生地は生産される過程でどうしてもゆがみが生じてしまいます。その程度は生地の種類によって異なりますが、ゆがんだまま裁断して縫い合わせると、シルエットがきれいに出なかったり、洗濯することで、縮みや型くずれが起こったりして、せっかくの作品が台無しになってしまう場合も。こんなことを防ぐために、布目をきれいに整えて、ゆがみを戻す作業を「地直し」と言います。

たとえば、縦糸と横糸が垂直に交わるように織られた平織りの生地の場合、横糸を抜いてみると、ゆがみがよくわかります。1本の横糸が生地の端から端まで通っている状態になるように、短い横糸を抜いてみましょう。
地直しのやり方
生地の種類によって地直しの仕方が異なるので、種類別に紹介します。
◇コットン・リネン
天然素材のため、洗濯によって縮む性質があります。地直しをすることで縫製後の縮みを防ぐこともできますよ。

布を大きめにたたんで水に30分〜1時間ほどつけておきます。

軽く脱水してからしわを伸ばし、半乾きの状態になるまで干します。

布目を整えながら、生地の裏からドライアイロンをかけ、完全に乾かします。
◇ウール
基本的には水洗いをしない素材のため、コットンやリネンとは地直しの仕方が異なります。また、デリケートなのでアイロンの温度などにも気をつけましょう。

生地の裏からまんべんなく霧吹きで水をかけます。

ポリ袋などに生地をたたんで入れて密封し、水分がなじむまで1〜2時間置いておきます。

布目を整えながら、生地の裏からドライアイロンをかけます。
◇シルク・化学繊維
水分や熱によって風合いが損なわれやすいので、適正な温度で、生地の裏から軽くドライアイロンをかける程度にしましょう。また、レーヨンなど、アイロンによってテカリが生じる素材の場合は、当て布をしてアイロンをかけましょう。
◇ガーゼ
ゆがみの出やすい素材なので、縦糸と横糸が直角に交わるように手で引っ張ってゆがみを直し、裏側からスチームアイロンを少し浮かせてかけます。
◇起毛素材
別珍やコーデュロイなど毛足の長い生地は、毛足をかみ合わせるように中表に重ねて、裏から軽くドライアイロンをかけます。その際、毛足の方向に気をつけるようにしましょう。
布の種類ごとに性質を覚えて、手作りをもっと簡単に!
地直しは布を使う上で、基本となる作業。地直しの仕方を覚えておけば、布のゆがみをなくすことができ、きれいな作品が仕上がりますよ。
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