コロナ禍をきっかけに、手づくりでチャレンジをはじめた刺しゅう作家かんちゃんのお話です。
私のチャレンジ・目標・未来
私は、アートメイクの看護師であり、一方で刺しゅう作家としても活動しています。どちらも始めたのは、ほんの1年もたたない最近のこと。それまで私は、ときには患者さまを看取ることもある病棟に勤務する看護師でした。私が患者さまを看取るなかで知ったことは、人生を終える最後の瞬間に悔やむことがあるならば、その多くが「やってしまった」ではなく「やらなかった」後悔だということ。
コロナ禍になってひどく落ち込むことが多くなった私は、その経験を胸に私なりの「楽しい」を探す旅に出ることに。人生一度きり、残り時間があとどれだけあるのかもわかりません。人生100年時代というけれど、明日で終わってしまうかもしれない。だったら、やりたいことをやってみようと。そう思った私は、かねてから興味があったアートメイクの看護師と、それまで趣味として作っていた刺しゅうのブローチなどを販売するためのネットショップを立ち上げ、新たな扉をふたつも開けたのでした。
私は食べることが好きなので、刺しゅうモチーフはほとんど食べ物。それもおいしそうに見えるようリアルを追求しているので、ネットショップの屋号も「SUZURANDOU」と自分なりにほっこりできる食堂をイメージしてみました。アートメイクの現場では細かい手作業を長時間続けることが求められます。それは刺しゅうの手仕事と共通しますが、ずっとその作業が続いてもまったく苦に感じない自分に気づかされます。
あれほど高い山のように思えていたことも、現実になると楽しくて、毎日があっという間に過ぎていくのです。「あぁ、挑戦してよかった」と心の底から思えます。これからも、イベント出店、ワークショップ、個展開催、刺しゅうの本を出版することなどなど、今思いつくだけでも挑戦したいことがこんなにありますが、自分にはできないかもしれないとあきらめるのではなく、果敢に挑戦していきたいと思っています。
刺しゅう作家 かんちゃん
看護師をしながらハンドメイドに明け暮れている。アニメを見ながら食べ物モチーフの刺しゅうをしている時が至福。
Instagram:@s_z_r_n_do
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