tamaki niimeの「村」がある町。日本のへそ「西脇市」訪問 Vol.3

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兵庫県・西脇市にある tamaki niime からお届けする、シリーズ最終回。前回に続き、玉木新雌さんのお話とともに、ハギレを使ったリスノスおすすめのアレンジレシピも紹介します!

創造する楽しさや天然素材の素晴らしさに気づくきっかけになればいい。

「ほんの少し前まで、たとえハギレであっても生地のまま手放すなんて、私には考えられないことでした。こだわりにこだわり抜いてつくった生地ですから、きちんと作品に仕上げて、その価値をお客さまに届けたい気持ちが強かったんですね。できる限り余りが出ないように裁断の配置を工夫したり、ハギレを生かした小物を作ったり、反毛(余った生地を綿の状態に戻して糸の材料にする)など、自分たちでできることはやってきたけど、それでもできてしまうハギレを、昨年から播博(播州織の生地マルシェ)に出展したり、『ハギレの玉手箱』として自社のオンラインショップからも発送できるようにしたのは、かなり新しい試み。こうすることによって、これまで tamaki niimeの作品に触れる機会のなかった方々やお子さまにも、播州織の魅力を伝えやすくなったと思っています。今回のリスノスさんとのコラボも、そんな気持ちの変化から実現した企画でした」

タテ糸とヨコ糸の調和が美しい「播州織」のハギレセット。

捨ててしまえばゴミになるハギレですが、手づくり好きから見れば「宝の山」。ストールや洋服などのオリジナル製品を生産するときに、どうしても生まれてしまう個性豊かなハギレたち。その美しさと汎用性の高さに魅せられて、リスノス×tamaki niime による、特別なハギレセットをリリースすることになりました。

ハギレ大好きプランナーによる、アレンジ例を公開!

生地はコットン糸作りから始まり、染め、織りまで一貫して作られたオリジナル。色合いや織り柄に全く同じものがない、すべて1点もののハギレを、大小5枚ずつのセットでお届けします。

おすすめ1「ランチョンマットとコースター」

多彩な色柄でテーブルが明るく華やぐランチョンマットは、小さなパーツをつなげていくだけ。生地の縦横は気にせず、柄と色の組み合わせを手軽に楽しめる、手づくり初心者さんにもぴったりのピースワーク。端の糸がほつれやすいので、ジグザグやロックミシンなどで端ミシンをすると、さらに実用性が高まります。コースターは12㎝角のハギレを三角や、小さな四角形にカット。ランチョンマットと同じ要領で、つなぎあわせてください。

おすすめ2「カラフルなスカート」

毎月届くハギレを集めて、世界でひとつのスカートに。大きな20㎝角の生地と小さな12㎝角の生地を交互に縫いつなぐ、シンプルな作り方です。色のバランスや配置に悩む苦労も、手づくりの醍醐味。大小各36枚のハギレがそろうまでが待ち遠しいですが、次はどんな色が届くのか、素材を集めるワクワクも堪能できます。

おすすめ3「どこでも便利なマルチクロス」

最後におすすめしたいアレンジ作品は、家中で活躍するマルチクロスです。大15枚、20㎝角をカットして10㎝角にしたものを24枚使用して作ると、ひざかけとしても重宝しそうなサイズ感に仕上がります。とても肌さわりの良い生地なので、大きく繋げてベットカバーなどにも。裏は端の糸がほつれないように袋縫いの処理をすると、見た目もきれいに完成して使いやすいですよ。

3回連続でお届けした、西脇市と tamaki niime のレポートいかがでしたか? 興味のあることは深く掘り下げ、すべてをものづくりやご自身の生き方につなげる、玉木新雌さんのマインドは本当に素敵でした。環境はもちろん、西脇という地域、次世代のために、自分たちがなにをすべきかを常に考えている感じがしましたね!

tamaki niime
showroom
677-0037 兵庫県西脇市比延町550-1
open: 11:00-17:00
closed: MondayTuesday
https://www.niime.jp/

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