リスのぬいぐるみ型紙【無料公開】山形県米沢発〈ニトリト〉さんのニット地はぎれと出会う旅 Vol.2
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こんにちは、リスノスです。今回は、メイドイン米沢のテキスタイルブランド〈nitorito / ニトリト〉さんの魅力をさらに深掘り。米沢の魅力やブランド誕生の経緯を語っていただいた前回に続き、ディレクター・鈴木 健太郎さんと、ニットデザイナー・斎藤 美綺さんに、お話を伺いました。リスノスとニトリトさんのコラボ、「布あそびを楽しむ 米沢のストールから生まれたはぎれセット」を使ったハンドメイドがもっと楽しくなりそうな、アレンジレシピもたっぷりお届けします。やさしい雰囲気に仕上がるリスのぬいぐるみの型紙も特別に無料配布中です。最後までチェックしてくださいね。
新たな創造につながる、ニトリトさんの「捨てられない」思い。
鈴木さん「ニトリトが手がけるストールは、すべて天然繊維由来の素材で作られています。斎藤が描く米沢らしさ、ニトリトの世界観をそのまま楽しめるように、4辺には余計な縫製をせず、切りっぱなしの仕様になっているのも特徴のひとつ。綿とウールを編み上げたあと、フェルトのような風合いに仕上がる『縮絨(しゅくじゅう)加工』をほどこすことで、布端がほつれにくくなっていんです」
斎藤さん「ストールという製品の特性上、どこかに少しでも問題があると、まるごと一枚が無駄になってしまいます。それをなんとか生き返らせたいという思いが強かったですね。とにかく一枚一枚、ていねいに仕上げているので、裁断で出てしまう端材だって愛おしい。捨ててしまうのがもったいなくて、いつか何かを使おうと箱にためていたんですけど、そのストックがどんどん増えてしまって……。はぎれを生かせるよい方法はないかなと、ずっと考えていました」
鈴木さん「細長いはぎれを集めて『結ぶだけで作れるリースキット』として販売したり、イベントやマルシェに出展したときにワークショップを開催したり。はぎれの活用方法やアレンジのアイデアは、自分たちでも考えますが、お客さまから『こんなの作ったよ!』って教えていただくことも多くなりました。はぎれがコミュニケーションツールになるなんて、ニトリトをはじめるまでは、考えもしなかったことです」
切る、結ぶ、繕う。自由に生地にふれて楽しむ、おうちで〈ニトリト〉。
斎藤さん 「布端の処理をしなくてもいいので、ハンドメイドの材料としては扱いやすい素材なのかもしれません。生地に伸縮性があるので、手づくり初心者さんでも縫いやすく、アレンジしやすいと思います。実際、私の友人は、穴があいてしまった子ども服にアップリケしたり、登園用の小さなバッグを作ったりして、気軽に楽しんでくれています」
鈴木さん「はぎれの話からは少しはなれますが、ニトリトのストールは、手もとに届いてからひと工夫をすることで、自分だけのオリジナルになるんですよ。本来は裁断してしまう「耳」の部分にも〈nitorito 〉のロゴを入れることで、フリンジ止めがデザインの一部になっているんです」
斎藤さん「フリンジ付きのストールとして楽しみたいときは、そこに自分ではさみを入れてください。また、ストールの両側には、腕を通す穴をつけたりもしているので、穴の繋ぎ目をひとつずつ切っていくと腕を通してポンチョのように着られるようになるんです。ゼロから手づくりするのはむずかしくても、切るだけ、結ぶだけで、創造する楽しみが得られる。ニトリトのストールを通して、日々の生活が少しでも明るく豊かになればいいなという願いを込めています」
鈴木さん「リスノスさんと一緒に手がけた『布あそびを楽しむ 米沢のストールから生まれたはぎれセット』にも、ニトリトの生地の魅力をたっぷり感じていただけるはぎれを集めました。モコモコと分厚いものやサラッとした薄いものなど、色の違いだけでなく手ざわりや風合いの違いを、ものづくりが好きな方から、お子さままで、家族みんなで楽しんでいただけたらうれしいですね」
プランナー・ふるるがご紹介! はぎれで楽しむアレンジアイデア
nitoritoさんのはぎれで作ってみたいと思ったのは、ぬいぐるみでした。ぬいぐるみって、伸縮性のあるニット生地で作ると、生地がつったりせずに、やさしい雰囲気に仕上がるんです。ほつれにくいので、縫い代をつけずに型紙通りカットして、3㎜ほど内側をミシンで縫って仕上げました。さわり心地が気持ちよくて、癒やされるリスができました。⇒リスのぬいぐるみの型紙ダウンロードは、こちらから。
直線縫いだけでできる! 耳もとあったかヘアターバン
3種類のはぎれを組み合わせて、ヘアターバンを作りました。生地自体に伸縮性があるので、着け心地がよく、ゴムを使わずに作れるところもおすすめ。もともとストール用の生地なので、顔まわりのあったかアイテムとしても活躍すると思います。このヘアターバンの作り方は、一緒にお届けする情報カードに掲載しています。
ニトリトさんのファブリックはインテリアにぴったり。ふんわりした手ざわりが気持ちいいクッションは、お部屋のアクセントにもなりますね。ポイントに作ったお花のモチーフ部分を使ったブローチは、形に添って縫って、わたを入れ、真ん中部分はキルティングでふくらみをおさえました。届いた生地にモチーフ部分があれば、こんなアレンジも試してみて。
※お届けする生地の色柄は1点ずつ異なります。
「捨てられない」から生まれた、ニトリトさんのはぎれを使ったアイデアレシピの紹介はいかがでしたか? カットするだけでコースターになったり、小さなアクセサリーなどにもアレンジしやすい生地なので、集めたはぎれの色や柄からイメージを広げて、自由な感覚で手づくりを楽しんでくださいね。お気に入りの作品が完成したら、SNSで紹介したり、プレゼントにもぜひどうぞ。「かわいいね!」「手づくりだよ」って、コミュニケーションを深めながら、ものを大切にする気持ちを共有できるのがうれしいですよね。今回紹介したぬいぐるみの型紙は、こちらからダウンロードできます!
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