ニットデザイナー 風工房さんのインタビュー最終回。前回は、風工房さんが創作される色遣いや柄模様などについてお話いただきましたが、今回は『クチュリエ 2016-’17年 秋冬号』より新発売された、風工房さんとのコラボキットについてご紹介します。企画に際してこだわった点や、キットへの思いなどについておうかがいしました。
初心者さんでも、簡単にかわいく編める工夫がいっぱい
風工房さんの美しい色遣いと模様は、編み物の経験を問わずあこがれの的。この「風工房さんに教わる棒針編みの色合わせレッスンの会」は、「はじめてさんのきほんのき」の初心者さん向けでありながら、風工房さんならではの色合わせと模様が楽しめ、編み物ビギナーさんでも挑戦してもらえるようないろいろな工夫がされています。
カラフル楽しい12模様、編み方はたった5種類
このキットは、12種類の模様を配色を変えながら編んでいくというもの。しかもたった5種類の編み方のみ。2色同時編み込みができない人でも、編み込みのような配色が楽しめるように、「すべり目」という編み方を選ばれているそうです。模様がわかりやすいように組み合わせる色を選ぶ、という点にも気をつけてくださったのだそうです。
心ときめく色合わせを、はじめてさん仕様に
初心者の人には、編み目を目立たせることが大切です。しかし見やすいように反対色を合わせると、色が反発して模様が生きてこないのだそう。模様を際立たせながら反発しすぎず、全体のバランスがとれるように工夫されて、風工房さんのときめきカラーが初心者さん用に実現しました。
サンプラーを使ったおすすめアレンジ
この「風工房さんに教わる棒針編みの色合わせレッスンの会」では、約14cm×約14cm角のサンプラーを編んでいきます。サンプラーをつなげて作るアレンジ作品を教えていただきました。サンプラー2枚×7~9枚をつないで輪にしてスヌード。1枚×12枚でマフラー。4枚×4枚でペタンコバッグ。写真は24枚つなげてひざ掛けにしています。サンプラーは、そのサイズの中で限定して編み地を考えるむずかしさ、おもしろさがあるのだそう。
これからも楽しいデザインをみなさんに!
最後に、風工房さんより、このキットを編み始める方、ファンの方へメッセージをいただきました。「このキットはガーター模様が多いので、作り目や終わりの引き抜き止めがきつくならないように注意してくださいね。編み物は、本当に手軽に始められる手芸、これからもみなさんが楽しいと思えるデザインを発信していきたいです」。
風工房さんの今後の作品も注目です!
いかがでしたか。風工房さんのコラボキットで、棒針編みの色合わせや模様の組み合わせを楽しくレッスンしませんか。キットの詳しい紹介は、「風工房さん特集」にてご確認ください。
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