編み物をしたい! と思った編み物初心者さんへ。まずは基本の編み方の種類、毛糸や編み針の種類をご紹介します。
目次
編み物用の糸について
素材はさまざまで、ウールのほかにもコットンやシルク、化学繊維の混紡もあります。また、ウールと表示されていても羊毛だけとは限りません。カシミヤやキャメル、アルパカにアンゴラなどもあるんです。さらに、同じ素材でも糸に加工する段階でさまざまに表情を変えます。中でも、均一の太さでない変わり糸は「ファンシーヤーン」と呼ばれています。
① 太め毛糸
羊の原毛の状態に近い太い糸。ざっくりした厚い編み地になります。
② 細め毛糸
細い羊毛の糸。布地のような薄い平坦な編み地になります。
③ モヘア
「モヘア」と呼ばれる毛足の長い羊毛の糸。ふんわりやさしい風合いの編み地になります。
④ スラブ糸
太さが均一でない糸。凹凸のある編み地になります。
⑤ ループ糸
輪が連なったような糸。ぬいぐるみのようにモコモコした編み地になります。
⑥ アクリル糸
ビビットな色にも染まる「アクリル糸」。吸水性がないのでタワシを編むのに適しています。
⑦ 綿糸
夏の衣服によく使われる「綿糸」。さらっとした肌触りです。
⑧ ツイード糸
2色の原毛を一緒に紡いだ「ツイード糸」。いろいろな色が見え隠れして味わいのある編み地に。
⑨ ラメ糸
「ラメ糸」は細いため、他の糸と2本どりにして編むとキラキラ光る編み地に。
⑩ モール糸
モールのように毛足のある「モール糸」。やわらかいフェイクファーのような編み地になります。
◇毛糸の取り出し方
毛糸玉が転がらずに編めるので、基本的には毛糸玉の中心から糸を引き出すのがよいでしょう。
毛糸玉の中に手を入れ、内側の糸を少しつかみます。
すぐに糸端が見つからなければ固まりごと引き出しても大丈夫です。
そのかたまりの中から糸端を見つけます。
毛糸玉をつぶしておくと、中の糸がするっと出るようになります。2本どりにする場合は外側の糸端と合わせて使います。
編み物の種類について
ここでは代表的な3つの編み物をご紹介します。
◇棒針編み
まずはツールの紹介です。
棒針
2本または数本の棒状の針を使います。2本の針がチューブなどでつながった輪針を使用する場合があります。とじ針は糸を始末する際に使います。
編み方
棒針編みは針を両手に持って編みます。糸のどちらの手に持つかで、フランス式とアメリカ式に分けられます。上の写真の持ち方はフランス式です。 基本的な編み方は「表編み」と「裏編み」の2種類。セーターなどでおなじみのメリヤス編みは、1段ごとにこれを繰り返して編みます。
◇かぎ針編み
かぎ針編みで使用する針は1本です。レース編みは糸や針が細くなりますが、かぎ針編みと編み方は同じです。
かぎ針
上がレース編み用で、下がかぎ針用です。どちらも先端がかぎの形をしていますが、毛糸を使うかぎ針編みの針の方が太いです。
編み方
かぎ針を利き手に持ち、編み地と糸を反対側の手にもって編みます。小さなモチーフを編むのに適していて、またそれらを紡いで大きな作品に仕上げることもできます。
▼【動画で解説】初心者が覚えたいかぎ針編み〜基本の編み方から目の数え方まで〜
◇アフガン編み
棒針編みやかぎ針編みほどメジャーな技法ではありませんが、独特の編み地で魅力的です。
アフガン編みの編み針
棒針編みやかぎ針編みほどメジャーな技法ではありませんが、独特の編み地が魅力的です。
編み方
アフガン編みとは、「かぎ針編み」「棒針編み」をミックスさせたものです。伸縮性の少ない厚みのあるしっかりとした編み地が特徴で、かぎ針編みや棒針編みと同じような模様編みもすることができます。
▼【動画で解説】アフガン編みの基本的な編み方についてご紹介!
基本を押さえたら、アレンジもらくらく
基本的な編み方を覚えると、ちょっとした作品なら簡単につくることもできるし、アレンジも楽にできますよ!
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