繊細で愛らしいタティングレース。細やかな編み目は、本当に作れるの? とひるんでしまいそうですが、専用の道具の使い方と編み方のコツを覚えると楽しく作れるようになりますよ。
目次
タティングレースとは?
18世紀ごろに英国の貴婦人たちの間で流行したレースの技法です。シャトルという専用の道具に糸を巻きつけ、指にかけた糸にくぐらせて結ぶように編んでいくレース編みの技法のひとつ。表目と裏目の2つの編み方のみでできるので、それさえ覚えればあとはその組み合わせで繊細なモチーフができあがります。道具が少なく、すきま時間にできるのも人気の理由です!
◇必要な材料と道具
・タティングレース用シャトル
糸の太さにかかわらず、同じシャトルを使用します。今回は、シャトル1つで作れるものをご紹介しますが、中にはシャトルを2つ使用するデザインもあります。
・レース糸
慣れないうちは、目の見やすい太めの糸を使いましょう。
・手芸用接着剤
糸始末に使います。
◇正しい編み目とは?
シャトルに巻いた糸を芯にして、左手の糸を巻き付けるようにして結び目を作ります。正しい編み目は、真の糸が自由に動きます。芯の糸が動かない場合は、正しい編み目ができていないので、始めからやり直しましょう。
※分かりやすくするため芯の糸の色を変えています。
◇編み始める前の準備
シャトルに糸を巻きつけ、セットします。シャトルからはみ出さない程度に巻いておきましょう。
◇シャトル・糸の持ち方
◇タティングレース ~基本の編み方(動画)
◇三つ葉のモチーフの編み方
編み図
基本の持ち方をし、右手の甲に糸をかけます。
シャトルを左手の糸の下にくぐらせます。
左手の糸の上からシャトルを右側に戻し、右手の甲にかかっている糸を外します。
このような状態になります。※わかりやすいように写真に色をつけています。
左手の糸を少しゆるめ、右手の糸をピンと張ります。
ゆるめていた左手の糸を引き、ループを指の元まで引き寄せると、表目のできあがりです。
表目で指を押さえ、シャトルを糸の上から通します。
糸の下を通し、右側へ引きます。
このような状態になります。
左手の糸をゆるめ、右手の糸をピンと張ってループを作ります。
左手の糸を引き、ループを表目に引き寄せると裏目のできあがりです。(これを1目と数えます)
続けて6目編み、全部で7目にします。
0.5cmの間隔をあけて8目めを編みます。
引き寄せるとループ状のピコットになります。(ピコットは1目に数えません)
続けて6目編みます。(8目めとあわせて7目と数えます)
編み終わりの糸を押さえながら右手の糸を引き、リングの形を整えます。(この面が表です)
続けてすき間があかないようにシャトルの糸を左手にかけて輪にして持ちます。
同じ要領でリングを2つ作ります。
編み始めと編み終わりの糸を裏で結んでカットし、接着剤で目立たないよう貼ります。
小物にアップリケしたり、アクセサリーパーツにしたりするのもおすすめです!
繊細な編み目にうっとりするはず
同じ作業のくり返しで生まれるタティングレースの編み目は、見れば見るほどうっとりしてしまうはず。モチーフはさまざまなアレンジで楽しめますよ。
クチュリエブログでは、編み物はもちろん、裁縫、刺しゅうなど、さまざまな手づくりのコツをお届けしています。小さなコツを覚えて、コツコツ手づくり、楽しみましょう!
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