かぎ針編み初心者の方、また、かぎ針編みはやったことがあるけれど細かいところでわからないことがあるという方のために、かぎ針編みの基本を動画で解説いたします!かぎ針編みの疑問にもお答えしますよ!
目次
かぎ針編みの基本を動画で解説!
それではさっそく、かぎ針編みの基本的なことを、動画で詳しく解説していきます。
◇針と糸の持ち方
◇「くさり編み」の編み方
◇くさり編みからの編み始め
◇「わ」から始まるこま編みの編み方
◇「中長編み」の編み方
◇「長編み」の編み方
◇「くさり編みから楕円を編む」編み方
◇「すじ編み」の編み方
◇「玉編み」の編み方
◇「パプコーン編み」の編み方
かぎ針編みの疑問にお答えします!
初心者さんが戸惑うポイントや、よくある質問についてお答えします。
◇かぎ針編みの目の数え方って?
編み方に関係なく共通して言えるのは、「かぎ針にかかっている糸はひと目と数えない」こと。また、編み方によって数え方が少し違います。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。針を入れる場所にも注目してくださいね。
1.編み地を返しながら編む場合の目の数え方
・こま編み
1段が6目の編み地です。こま編みの目の数え方のポイントは、立ち上がりの1目は「こま編みひと目」としては数えないということ。編み図を見ると「立ち上がりのくさり編みひと目」は目数として数えないことがわかりますね。
かぎ針にかかっている糸は数えない。
立ち上がりのくさり編みを1目編み、その目をとばして6目めの裏山をすくう。
針に糸をかけて引き抜く。
もう一度、針に糸をかけて糸を引き抜く。
1段めのこま編み1目めのできあがり。同様にくさり編みの裏山をすくってこま編みを編み入れる。
こま編みを全部で6目編んだら編み地を手前に回す。
こま編みの場合、2段めの1目めは立ち上がりの目と同じ所に針を入れる。
2段めの1目めのできあがり。
立ち上がりの目には編み入れない。
立ち上がりの目は数えない。
・中長編み
1段が6目の編み地です。「立ち上がりのくさり編み2目」が6目のうちのひと目として数えられているのがわかります。同様に「長編み」や「長々編み」の立ち上がりのくさり編みもひと目として数えます。
土台のひと目をとばしてくさり編み5目めの裏山に中長編みを編み入れる。
立ち上がりのくさり編み2目を中長編みひと目と数えるので中長編みは全部で5目編む。
立ち上がりの目を編んだあとは、立ち上がりの目と同じ所には針を入れず、2目めに針を入れて残り5目を編む。
・土台のひと目って?
こま編みでは出てこなかった名前ですね。上の図の左側の編み図記号では、横長の楕円がくさり編みの土台、その上中長編みの記号「T」が乗っています。
中長編みでは「立ち上がりのくさり編み2目」を「中長編みひと目」と数えるので、立ち上がりの目にも土台のくさり編みが必要になるわけです。
2.輪のひきしぼりと輪で編んでいく場合の数え方
輪で編んでいく時は、1周編んだときに始めと終わりの編み目が重なったりするので、どこからどこまで数えていいのかわからなくなりがちです。「輪で編んでいく場合」も「編み地を返しながら編む場合」と同様、「こま編みの立ち上がりの目はひと目と数えない」とか「中長編み以上の立ち上がりの目はひと目と数える」などのルールは一緒。目が数えやすいように、1段ごとに引き抜き編みをする編み方で説明します!
・こま編み
1段めが8目の編み図です。立ち上がりの1目は「こま編みひと目」と数えない。
糸で二重の輪を作り、輪の中から糸を引き出す。
立ち上がりの目を編む。
もう一度輪の中から糸を引き出し、こま編みを編む。
同じようにして全部で8目編む。
Aの糸を矢印の方向に引き、Bの輪を縮める。(糸端を軽く引き、動いた輪がA)
糸端を引き、Aの輪も縮める。
1目めに針を入れて引き抜く(「引き抜き編みをせず続けて次の段を編む場合」は、1目めに針を入れて、引き抜かずにこま編みをし、続けて編み進める)。
くさり編みひと目で立ち上がる。
こま編みの場合は2段めの1目めは、1段めの最後に引き抜き編みをした目と同じところに針を入れる。
こま編みの場合、最後は立ち上がりの目には針を入れず、1目めに針を入れる。
引き抜いた目は1目めの上に重なるので1目めとセットでひと目と数える。
・ POINT
中長編みや長編みで編んだ場合は「編み地を返しながら編む場合」と同様、こま編みとは目の数え方が少し変わります。つまりこま編みのときと針を入れる場所が変わってくるので注意しましょう。2段めを長編みで編んだ場合を見てみましょう。
3.2段めを長編みにする場合
立ち上がりのくさり編み3目も「長編み1目」として数えます。
「立ち上がりのくさり編み3目」を編んだら、それを「長編みの1目」と数えるので、下の段の1目めには針を入れず、2目めに針を入れます。
全部で24目編んだら、1目め(立ち上がりのくさり編み3目の、3目め)に針を入れて引き抜き編みをします。
引き抜いた目は1目めの上に重なるので、1目めとセットでひと目と数える。
◇レース針とかぎ針の違いって?
かぎ針にはレース針とかぎ針の2種類があります。レース針の6号とかぎ針の6/0号はどちらも「ろくごう」と読みますがまったく別ものです。見分け方は号数の表示のしかた。レース針のほうは「6号」でかぎ針のほうは「6/0号」と表示されています。作り方説明書には「レース針6号」とか「かぎ針6/0号」といった具合に、号数の前に針の種類が明記されていることが多いと思うので、購入するときや編み始めるときには間違えないように確認してくださいね。
◇糸の始末がうまくできない場合は?
糸端の始末についてあまり神経質になる必要はありません。使っているうちにするっと糸端が出てこなければOK。編み目の裏側の目立たない部分で目の中を2〜3cmくぐらせて糸を切ります。ネット編みのときだけは糸が抜けやすいので、端を結んで始末しましょう。
◇上手に色を替えるには?
・編み地を返しながら編むとき
色を替えるときは段の最後の一目を完成させる時に次の色を針にかけて引き抜くと仕上がりがきれいです。
段の最後の目を引き抜く時に次の色糸を針にかける。
編み地を裏に返し、立ち上がりの目を編む。そのまま続けて次の段を編む。
・中心から円状に編むとき
最初の目に引き抜く時に次の色糸を針にかける。
そのまま立ち上がりの目を編む。
かぎ針編みの作品・レシピ
◇かごバッグの小さな丸モチーフ飾り
編み物をすると少しずつ残ってしまう毛糸たち。太さも色もバラバラですが、細い糸は2本、3本とまとめて1本として編み、同じ大きさの丸モチーフを作ってみましょう。かごバッグの縁に余り毛糸でブランケットステッチをしながらモチーフをとめていくとかわいく仕上がりますよ。
◇かぎ針編みふち飾りコースター
シンプルな生地のコースターに、かぎ針でふちを編んでおめかし。1段目は赤2段目は白、3段目は赤と、色を変えて段数を増やすと、レースをあしらったように華やかになりますよ。
動画と一緒に手を動かすことで、かぎ針編みの細かなコツが少しずつ身についていくはず。繰り返してみたり、作品づくりに挑戦したりすることで上達していきますよ!
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