誰かの手づくりへの想いを聞くコーナー。
今回お話してくれるのは、神戸市在住の会社員Kさんです。
母、京子さんは、幼いころから糸をつなげたり、編んだりするのが大好きな少女でした。
戦前生まれで、モノが貴重な時代。
遊び道具もなにもない、あるのは「自分で楽しみを見つける力」。
そんな時代の人ですから、毛糸から洋服ができたり、さまざまなモノに変化する編み物は、京子さんの喜びの創造、そのものでした。
たぶん、ざっと概算すると1000点ぐらいは世に生み出していると思います。
京子さんは、よく言います。「編み物をしていると夢中になるから、すごく楽しい。着る人のことを思って、喜んでくれるかなと想像して編むのよ」
私は、いつも京子さんのセーターに守られているような気持ちです。
きっと編み物たちは、今も、いろんなところでみんなに元気を与え続けていると思います。
父、末信君と母、京子さん。
ふたりで約半世紀、海のそばで喫茶店を営んできました。椅子のカバーが母の手づくりだったり、照明や暖炉、いたるところに父の手づくりのモノたちも。
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