ペーパーヤーンとは?
紙の糸?と不思議に思うかもしれませんが、針葉樹からできた木材パルプの繊維で紙を作り、細長くテープ状にカットして作った糸のことです。ノートなどに使用されている広葉樹に比べて、針葉樹の繊維は長いので、通常の紙よりも破れにくく、編み物にも適した素材です。
ペーパーヤーンの特徴
ペーパーヤーンは、毛糸のような毛羽立ちがないため、さらっとした手ざわりで、編んだものは通気性にすぐれています。また、原料が木材パルプなので、吸湿、吸水性にもすぐれているため、特に、夏の手づくり素材としておすすめです。
ペーパーヤーンの編み方~コースターを作ってみましょう~
編み方は、普通の毛糸を使ったかぎ針編みと同じです。
指に糸を2回巻きつけて「わ」を作り、「わ」の中に針を入れて糸を引き出します。
もう一度、針に糸をかけて引き出し、立ち上がりのくさり編みを1目編みます。
「わ」の中にこま編みを6目編み入れ、糸端を引いて「わ」の部分を引き締めます。
編み始めのこま編みの目の頭に針を入れて、引き抜き編みをします。
立ち上がりのくさり編みを1目編み、「前段のこま編み1目にこま編みを2目編み入れる」を6回くり返します。
編み始めのこま編みの目の頭に針を入れて、引き抜き編みをします。
同じ要領で、編み図にそって6段編み、糸を約7cm残してカットし、引き抜きます。
糸の色を替えて、立ち上がりのくさり編みを1目編み、こま編みを1周編み入れます。
最後は糸を約7cm残してカットし、引き抜きます。
糸端を毛糸とじ針に通し、裏で糸始末をします。
ペーパーヤーンのコースターのできあがり。吸水性にすぐれているので、グラスについた水滴も吸水してくれて、とっても便利です。
ペーパーヤーンの特徴を生かしてコサージュも
ループを作りながら編んだお花のモチーフ。ループ部分を広げると、ペーパーヤーンならではの、透けるような花びらがかわいいコサージュのできあがり。
夏っぽい仕上がりが魅力のペーパーヤーン
素朴でさらっとした感触が夏っぽいペーパーヤーン。今回はコースターにしましたが、帽子などにもぴったりの素材です。
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