京都と宮城県気仙沼のアトリエから、しあわせを編む仲間の輪を全国に広げている、梅村マルティナさん。どこに行くときも毛糸を手放さないくらい大好きな編み物のこと、編み物をきっかけに生まれた、たくさんの絆についてなど、たっぷりとお話をうかがいました。今回から連載でご紹介していきます。
小学生のころから、編み物は生活の一部
マルティナさんの故郷の南ドイツでは、小学校1年生から授業で編み物を習い始めます。学校から帰るといつも「今日はどんなのを習ったの?」と、完璧に編めるお母さんも、自分と違う新しい技術や発見をいつも楽しみにしていたのだとか。
家族みんなの靴下を編むのはマルティナさん
当たり前のように靴下を編めるようになっていたマルティナさん。ちなみにドイツでは靴下は買うものというより、家庭で編むもの。「今度はこんな色で作ってね」なんてリクエストを受けながら、家族みんなの靴下を編むのがマルティナさんの仕事でした。こちらの写真はマルティナさんが小学生の頃につけていた編み物ノートです。
編み物から離れていた多忙な学生時代
学業が忙しくなって、なかなか編み物をする時間が作れなかった学生時代。1987年の来日後も、大学での研究や外国語の講師など、忙しい日々を過ごしていましたが、2002年、実家の南ドイツに半年ほど帰省していた際、運命の出会いをします。
カラフルな魔法の毛糸Opal[オパール]との出会い
マルティナさんと魔法の毛糸を引き合わせてくれたのは、編み物好きのお母さんでした。地元の毛糸メーカーが作る、編むだけできれいな模様が浮かび上がる毛糸との出会いが、マルティナさんの大きな転機に。多忙な暮らしでつかれていたマルティナさんに元気をくれる魔法でもありました。
人と人をやさしくつなぐ魔法の毛糸
日本に持ち帰って魔法の毛糸で編んでいると、「なにこれ?」「かわいい!」と声をかけられることが多く、自然と会話が増え、親しい輪が広がっていきました。やがて、京都の手づくり市やアフガニスタンの支援活動などにつながっていきました。
次回は、魔法の毛糸で生まれた、気仙沼のお母さんとの絆についてご紹介していきます。
マルティナさんとクチュリエとの夢のコラボキットはこちらです。
「毛糸にふれればみんなしあわせ 魔法の糸Opalで編むソックスと小物の会」
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