ルーマニア・トランシルヴァニア地方で家族と暮らしながら、各地の伝統手芸や農村文化を紹介されている、伝統手芸研究家の谷崎聖子(たにざきせいこ)さん。トランシルヴァニア伝統のビーズ刺繍 「ボクレータ」との出会いや魅力について、3回シリーズの連載をお届けします。
出会いは、少年の帽子を飾る美しいビーズ刺繍
谷崎聖子さんがボクレータを初めて目にしたのは、カロタセグ地方のフォークダンスの催しでした。少年の緑のフェルト帽子をすっぽりおおってしまうほど、色とりどりのビーズがぎっしり埋め込まれた飾りに驚かれたそうです。その後、様々な出会いを通じ、ボクレータと深くつながることに。
なじみのおばあちゃんのお家に泊まり込みで学んだ思い出
なじみのおばあちゃんの家に泊まり込みでビーズ刺繍を学んだ谷崎聖子さん。慣れずにビーズを入れ忘れてしまうたびに、おばあちゃんが「Gyongy !(ビーズ)」と注意してくれたそうです。今でもふち編みをするたびに、その風景が目に浮かび、ふと笑みがこぼれてしまうんだとか。
今も昔も、手づくりは心に響く贈りもの
かつては少年少女の愛の告白の印だったボクレータ。残念ながら今ではそういう話を耳にすることはありませんけれども、おばあちゃん世代では刺繍したハンカチを贈ったり、紙に刺繍をしたラブレターを見つけたことも。刺繍は愛のメッセージだったんですね。
ボクレータはもともと花束を意味した言葉
はじめは生花をブーケにして贈っていたものが、やがて造花になり、ビーズの盛んなこの地域ではビーズ刺繍で作られるようになりました。ボクレータが四角いのは、女性の民族衣装であるエプロンのつなぎめ部分に使われるからだそうです。モチーフにお花が多いのもうなづけますね。
少女のようにときめいてビーズ刺繍を楽しんでほしい
谷崎聖子さんとのコラボによって誕生した、クチュリエのボクレータのブローチキット。メルヘンチックな花や鳥のモチーフを色とりどりのビーズで刺しうめて作ります。遠い異国に思いを馳せて楽しんでみませんか。
次回は「伝統刺繍を教えてくれたおばあちゃんとの出会い」についておうかがいしています。お楽しみに!
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