接着芯とは? ~種類・選び方・使い方・貼り方~
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接着芯とは樹脂が吹き付けてある布のことで、アイロンで布に貼り、布に張りを持たせたり、型くずれを防いだりする役割があります。
目次
接着芯の種類
◇ 不織布

織らずに繊維を絡めた布の接着芯。軽く、洗濯による縮みがほとんどありません。バッグなど型くずれを防ぎたいときに使うと◎!
◇ 織り布

薄いガーゼ状のものから厚手のものまで、さまざまな種類があります。布地になじんで風合いを損なわないので、洋服作りにおすすめです。洋裁に使うなら、薄手の白と黒をそろえておけば、幅広く対応できます。
◇ 編み布

適度に伸縮するのでニット素材に最適。伸縮性のあるニット以外の布地にも合います。
◇ 両面接着芯

紙にクモの巣状ののりが吹き付けてあります。他の接着芯とは異なり、補強のための芯地ではなく、シート状の接着剤のような使い方をします。布同士を接着できるのでアップリケにおすすめ!
接着芯はどこに使うの?
◇ 洋裁
衿ぐりや前たての見返し、衿、カフス、ポケット口、ベルトなど、伸びやすく補強したいところなどに使います。
◇ バッグ
持ち手やポケット口、バッグの底など重みがかかるところを中心に接着芯で補強します。形を保ちたいときは、全体に貼ることもあります。
◇ アップリケ
不織布の接着芯を布に貼れば、布端がほつれることなく好きな形にカットできます。
◇ 刺繍
フレームに入れて飾るものなら厚めの不織布を、バッグなどの布の風合いを大事にしたいものには薄めの不織布を使います。刺繍したい部分の裏に貼ると布地が伸びたりゆがんだりせず、とても刺しやすくなります。
接着芯の選び方
厚みを持たせたい場合、張りを持たせたい場合、補強はしたいけれどやわらかい風合いや布の性質は残したい場合など、目的によって選び分けます。
布端に試しに貼り、うまく接着しているか、表に樹脂がしみ出ていないか、風合いは希望通りになっているかなどをチェックしながら使います。芯地の厚みで迷ったら、薄手を選ぶと失敗が少ないようです。
接着芯の貼り方
POINT 1. 温度と時間

布の裏に接着芯をのり面が下になるように重ねて接着芯側から中温(約150度)で10秒ほどアイロンをしっかり当てます。(接着芯の種類によって、温度や時間、スチームの有無が異なるので確認しましょう)。
POINT 2. アイロンの動かし方

アイロンを滑らせて当てると、布が伸びたり、しわができたりします。アイロンを持ち上げて、少しずつ移動させながら、ムラなく全体を接着します。アイロンにはしっかり体重をかけましょう。
POINT 3. 冷めるまで待つ

熱いうちはのりが安定していないので、冷めてから次の作業に移りましょう。冷ます時に、本や板などを乗せて押さえてもよいでしょう。
両面接着芯でアップリケ!
両面接着芯は、他の接着芯とは使い方が異なります。ここでは、両面接着芯を使用した簡単なアップリケをご紹介します。

接着芯の紙面に図案を描きます。

布に接着して図案どおりにカットします。

紙をはがすと、のりだけが残ります。

のり面を布に合わせて、もう一度アイロンで貼ります。

お好みでステッチします。
接着芯を上手に使えば作品がワンランク上の仕上がりに!
接着芯の使い方はコツを覚えると簡単。縫ったり、刺繍したりする前のひと手間で、作りやすさも仕上がりも格段に変わってきますよ。
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