大切な人へのお祝いの気持ちを、ぜひ手づくりの水引で届けてみませんか。
目次
水引とは?
水引という素材を知っていますか? 身近に使われているのは、ご祝儀袋。細いこよりにのりを引いて固めたものです。水引の歴史をさかのぼると、飛鳥時代に遣隋使・小野妹子が帰国した時、隋から天皇への贈りものに紅白のひもがかけられていて、それ以来、宮中での献上品を紅白の麻ひもで結ぶ習慣が広がり、これが起源になったと言われています。
必要な材料と道具
・水引
・ハサミ
・定規
・接着剤
・細いワイヤー
・ピンセット
基本の結び方を練習してみましょう
まずは押さえておきたい基本の結び方をご紹介します。
◇あわじ結び
一番基本の結び。これを応用させていくことが多いので、しっかり覚えましょう。※ここでは、長さ約30cmの水引を使用しています。
右側の水引を左側の水引の上に重ねて輪を作ります。
重なるところを右手で押さえて左側の水引を輪に重ねます。
②で重なったところを左手で押さえて右側の水引を下から輪にくぐらせます。
右側の水引を下から上へ引っぱります。
あわじ結びのできあがりです。
◇丸結び
木の実などの丸い部分を表現するときにぴったりです。※ここでは、長さ約45cmの水引を使用しています。
あわじ結びからスタート。
右側の水引を左側の水引に沿わせて4枚の花びらのようにします。
続けてあわじ結びの内側に沿わせて通していきます。この時、真ん中の★部分に指をあてて丸く形を作りながらすすめます。
だんだん立体的になってきたら、底の方を指で押して丸めながらすすめます。
内側に通し終わったら、次はもう片方の水引をあわじ結びの外側に沿わせるように通していきます。
最後は水引を内側に入れ込みます。
すべて通し終わったら、余分をはさみでカットし、3列の丸結びのできあがりです。4列にしたいときは、外側を2周沿わせて通していきます。
こんな風にアレンジ!
ポチ袋にちょこっと飾るととってもかわいくなりますよ。
お年玉をあげる時や、お友達や知人にお金をお支払いするときなどにもぜひ試してみて!
◇梅結び
梅の形になるので、それだけでかわいいパーツに!※ここでは、長さ約30cmの水引を使用しています。
あわじ結びからスタート。
左側の水引を真ん中の輪に上から差し込み、右側に水引を下からくぐらせ、編むようにして真ん中に差し込みます。
梅結びのできあがり。
こんな風にアレンジ!
メモに貼り付けるだけでこんなに華やかに。
いろいろな水引のアレンジ方法
水引でちょっとユニークな形を作ることもできますよ。
◇斬新! ひつじのポチ袋飾り
フェルトで顔をつくってあげたら、あっという間に水引のひつじが完成!
白い水引を使って、「あわじ結び」を連続2回繰り返し、フェルトの頭を貼り付けたらあっという間にひつじちゃんに! 両足を大きく開いた姿がユーモラス。お手持ちの封筒に赤い水引で留めればできあがり。お好みでフェルトに目や口の刺繍をしても。未年にはぜひ試してみてくださいね!
◇水引のリース
お正月飾りも、ちょっと工夫してみませんか?
お正月のお客さまをお迎えする玄関やリビングに飾りたい水引のリース。大入り袋や昇り竜のたこ、七転び八起きのだるまさんなど、縁起の良いモチーフを眺めているとなんだかいい事が起こりそうです。ごあいさつの文字は、フランス語にしてみました。
◇水引のプレゼントボックス
箱に水引をあしらうと、小粋な贈り物になりますよ。
上手に焼けたクッキーやおすそ分けをしたい和菓子は、桜の形の水引を添えた春の季節感あふれるボックスで贈って。お手持ちの箱でも和紙と水引でおめかしすれば、たちまち上品なプレゼントボックスに変身です。いろんなサイズの箱で試してみてくださいね♪
水引に想いを込めて贈り物を
贈り物に真心を込めたいとき、水引のひと技で華やかにしてみては? きっと喜ぶ顔が見られますよ!
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