前回「クチュリエとのコラボで新たな魅力を再発見!」では、復刻したトワル・ド・ジュイの生地についてご紹介しましたが、フランスではテキスタイルは日常で使われるものであり、芸術品としてとらえられることは長い間なかったといいます。「暮らしの中の芸術」ともいえるトワル・ド・ジュイ。現代の私たちがトワル・ド・ジュイを楽しむヒントを博物館の館長エスクラールモンド・モンティユさんにおうかがいしました。
暮らしのなかで親しむ、ハンドメイドの楽しさ
かつて、人物柄のトワル・ド・ジュイは家具に使われることが多かったのが、いまはインテリア小物や洋服に仕立てて楽しむ人が増えてきたそうです。「トワル・ド・ジュイの色やモチーフは、ほかのテイストと合うように作られています。18世紀のエスプリで使ってもいいですし、現代の家具などにもトワル・ド・ジュイは似合います」とモンティユさん。トワル・ド・ジュイの魅力は時を経ても、色あせることがありません。
インテリアから洋服へ、イマジネーションが広がっていくトワル・ド・ジュイ
今回、クチュリエとのコラボレーションによって、布の用途も広がりました。復刻版ではモチーフの大きさが小さくなり生地も薄くなったことで、洋服にも使えます。博物館のショップでは、クチュリエとコラボしたトワル・ド・ジュイの生地で、エスパドリーユやバブーシュカなども企画されています。
中心となるモチーフを美しくレイアウトするのがコツ
ハイブランドのデザイナーたちもトワル・ド・ジュイを洋服に使いました。ですから、トワル・ド・ジュイをワンピースやブラウス、エプロンなどに仕立てるのはとてもおすすめです。もちろん、カルトナージュやジャム瓶の飾りなど小物づかいとしても。「トワル・ド・ジュイでは何を作るにしても、中心になるモチーフを見た目に美しくなるようにレイアウトすることが大事です」とアドバイスをいただきました。
トワル・ド・ジュイに込められたオベルカンフの精神を後世の人々へ
「オベルカンフは1760年から常にいちばんの画家を使い、いちばんいい材料をそろえ、人材を尊重しながら完璧な仕事をするように努めました。彼のその精神を受け継ぎ、守ることが、私たちの役割だと思っています」と、モンティユさん。200年の時を経て私たちの手に届けられたフランスの装飾芸術。その美しさと伝統にふれながら、ぜひ暮らしのなかで手づくりを楽しんでください。
いよいよ明日、2016年6月14日から東京のBunkamura ザ・ミュージアムで「西洋更紗トワル・ド・ジュイ展」が開催されます。お近くの方はぜひ足をお運びください。会期中は、クチュリエだけの復刻版オリジナルクロスをオーダーカット注文で承ります。また、この布を使った限定アイテムを併設ショップでも販売します。
「トワル・ド・ジュイ」の特集ページ、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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