
みなさま、こんにちは。お元気ですか。今月は友人のお子さんKちゃんのために家庭科で使うエプロンを作りました。
自分でリボン結びする、家庭科のエプロン

Kちゃんは現在小学3年生。入学時期に通学バッグや給食袋などを一式買いそろえたそうですが、中学年になった今、いろいろなサイズが上がり、袋がきつくなっているという話でした。自分の子育てを振り返ると、入学時期に一気に新品でそろえた後は、使えなくなったり新しい物が必要になったら買い足す、をくり返す形で余裕なく過ぎ去りました。友人とは「新入学セット」はあっても「中学年セット」って存在しないねという話になり、「それ、おもしろそう。私が作るよ!」ということに。
Kちゃんの好みと、ママの希望も組み入れ、「中学年セットほしいものリスト」を出してもらったところ、今より大きなシューズ入れやお弁当袋、なくしてしまったポケットポーチ、そのうち必要になるサニタリーポーチ、音楽教室の移動用のバッグなどたくさん出てきました。まずは優先順位上位だった家庭科で使うエプロンから着手。ママの希望は「140~160㎝くらいまで使いたい」、Kちゃんは「前でリボン結びしたい」「紫色が好き」など細かいリクエストが出ました。

昨今の子ども用エプロンは、マジックテープで止めるだけ、かぶるだけで着脱できるものが多い中、「自分でリボンを結びたい!」というKちゃんには強い自立心を感じました。自身の経験からも、成長期の子ども用エプロンにはかなり苦労した思い出もあり、友人の希望は的確であると同時に「20cmも幅をとるのー!?」と笑ってしまいました。たしかに何度も買い替えなくて済むなら親としては本当にうれしいわ……と考えて作ったのが今月の作品です。ポイントは、腰のリボンだけでなく、首もリボン結びにしたこと。胸当ての位置を首のリボンで調整することで身長が20cm増えてもカバーできるとひらめきました。「Kちゃん、腰で結べるならきっと首の後ろでも結べるよ!」
さらに、三角きんも結べる形にすることで未来の成長分を完全カバー。Kちゃん親子プラス私の意見も組み込んだ3者連合エプロン、喜んでもらえるとうれしいなぁ。
次回もお楽しみに。

ユキンコ
『クチュリエの種』創刊時から作品を担当。娘の成長とともに自分の時間も増えてきました。 最近はソーイングにどっぷりはまり中。
Instagram:@yukinko_no_kurashi
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