リボンを使って作るリボン刺繍は、ロマンティックで愛らしい仕上がり! 糸を使った刺しゅうの基礎を応用して、作ることができます。
目次
リボン刺繍って?
糸の代わりにリボンを使って作る刺繍です。基本は糸の刺繍と同じですが、リボン刺繍ならではのステッチもあって、特にお花の刺繍にはぴったり。リボンの扱い方に少しコツがいりますが、刺繍糸に比べて立体感があるので、少ないステッチでも華やかに仕上がります。
必要な材料と道具
・針
リボン刺繍専用針が市販されています。リボンの布通りが良いように、太くて針穴も大きいです。太めのフランス刺繍針を使ってもよいでしょう。
・刺繍用リボン
刺繍用のリボンを使います。3.5mm幅のものがよく使われ、色数も豊富です。7mm幅などもあり、グラデーションやオーガンジーなど種類もいろいろあります。
・布、チャコペンシル、ハサミ など
リボン刺繍の刺し方
◇ リボン刺繍の準備
針の通し方と玉結びの仕方がユニークなので、まずマスターしましょう! リボンはあまり長いとからまったりすり切れたりするので、40〜50cmくらいにカットして使います。
針穴にリボンを通して、端から1cmくらいのところ(リボンの中央)に針を刺し、この状態で針穴の方へリボンを引きます。
針先を持ち、リボンをしっかり引いて固定します。
リボンの反対側の端1cmほどを2つ折りにし、折った部分を刺します。
針を引き抜いて輪を作り、輪の中に針をくぐらせます。
玉結びのできあがりです。
◇ 基本の刺し方(ストレートステッチ)
刺繍糸のストレートステッチはとても単純ですが、リボンは幅があるのでちょっとしたコツが必要です。「リボンステッチ」とも呼ばれます。
布の裏から針を刺してリボンを表に出します。このときリボンがねじれていたら、よりを直しておきます。(このひと手間が大切!)
リボンを平らにして押さえ、ステッチの長さを確認してリボンの中央に針を刺します。
ステッチがふんわりと仕上がるように、ゆっくりと針を裏へ引き抜きます。
刺し終わりは裏側で玉止めをします。糸と同様に、針にリボンを巻きつけて針を引き抜きますが、このとき結び玉のすぐ下を強く押さえておきます。
引っ張りすぎるとステッチがつぶれてしまうので注意しましょう。
参考
刺繍糸のストレートステッチと同様に、リボンの上から刺さない方法もあります。この場合、リボンがよれやすいので、目打ちなどでよりを直しながら刺しましょう。
◇ バラの刺し方①(サテンステッチローズ)
図案を描いておきます。
布の裏からaに針を出します。針どおりが悪いときは、針を左右にまわしながら抜くとよいでしょう。
まず、フレンチノットステッチをします。針にリボンを2〜3回巻きつけます。
針をaのすぐきわに刺し、リボンを押さえながら針を布の裏へ引き抜きます。
フレンチノットステッチができました。次に周りをステッチしていきます。
1から出し、2に入れますが、まずはリボンをねじれがない状態に整えます。
ステッチの長さを確認しながら、リボンの上から針を刺します。
ステッチがふんわり仕上がるように、ゆっくりと針を引き抜きます。
同様に3から出して、4に入れ、同じ要領で1周します。
最後はフレンチノットステッチのきわに針を刺します。
玉止めは糸の場合と同じですが、表のステッチがつぶれないように、結び玉のすぐ下をおさえてリボンを引きます。
フレンチノットステッチとサテンステッチ・ローズを組み合わせたリボン刺繍で、小さなかごのふたを作りました。花芯と花びらの色を変えるとさらにお花らしくなりますよ!
◇ バラの刺し方②(スパイダーウェブローズステッチ)
スパイダーウェブローズステッチは図案もとっても簡単! ふんわりとしたかわいいバラの刺繍ができあがります。
チャコペンシルで図案を描き、図案の端からリボンを出し、隣の線の端に針を入れて、リボンが針にかかるように中央から出します。
反対側の端に針を入れ、Y字を作ります。次に隣の線の端から針を出し、Yの谷間に糸をくぐらせて反対側の線の端に入れます。
土台となる5本足が完成。
中央から針を出し、土台1本おきにリボンをくぐらせていきます。リボンは引きすぎず、ふんわりと!
針の頭からくぐらせるとリボンに針が刺さらず、スムーズに通せます。
土台が見えなくなるまでリボンを通していけばできあがり。最後は裏側にリボンを出し、玉結びをします。
手づくりが華やかになるリボン刺繍
リボンを使った刺繍はお花が咲いたようなかわいらしさ。小物などにあしらうと華やかになりますよ!
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