【ニャンドゥティ】基本の作り方を詳しく!上手に仕上げるコツも

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「ニャンドゥティ」って?

南米パラグアイの先住民族グアラニー族の言葉で「クモの巣」を意味する伝統的なレース刺しゅうです。木枠を使い小さな織り物のようにモチーフを編み込んで作る独特の技法で、モチーフの数は350種類以上もあるのだとか。今回はそんな「ニャンドゥティ」の詳しい作り方、きれいに仕上げるコツをご紹介します。

【必要な材料と道具】

・木枠
・刺しゅう布
・刺しゅう糸
・刺しゅう針
・ビーズ
・アクセサリー金具
※手芸用接着剤、刷毛(筆など)、太番手の針と糸、はさみなど

【下準備】

◇木枠を作ります

接着剤をつけて、木枠を組み立てます。

木枠を組み立てたら、布がたるまないように太糸でしっかりと張ります。

〈上手に仕上げるポイント①〉

布端は裏側で2つ折りにして縫っておくとほつれにくく、作業がしやすくなります。

◇図案を描き写す

えんぴつなどで布に図案を描き写します。

【ニャンドゥティ刺しゅうの作り方】

◇たて糸で土台を作る

 玉結びをして、頂点になるところを約3mmすくいます。

玉結びの下を、糸を割るように刺します。

はじめに刺したところをもう一度すくいます。

玉結びの下をもう一度刺します。

糸をしっかりと上に引き、ゆがみをなくします。起点となる部分ができました。

端の点から刺し入れ、隣の点から出します。

頂点に達した糸をすくい、同時にたて糸を渡していきます。

図案の上の点の数だけ、たて糸の土台を作ります。

◇よこ糸で織る

糸をよこ糸の色に替え、左から右へ1本とばしで、土台の糸をすくいます。

1段目を通し終わったところです。

今度は右から左へ、1段目ですくわなかった糸を順にすくっていきます。

同様に、よこ糸を左右に通すことを繰り返します。

〈上手に仕上げるポイント②〉

引き過ぎず、ゆる過ぎず、1段ごとに糸をやさしく引きながら糸を通すと均等にきれいに仕上がります。

最後の段にビーズを通します。

ビーズを1個通すごとに、2本のたて糸を束ねて玉結びをします。

〈上手に仕上げるポイント③〉

玉結びのとき、右に引っ張ったあと、左に引っ張ると、きゅっと締まってきれいな玉結びに仕上がります。

ビーズを通したら、ひし型モチーフの完成です。

◇仕上げ

水で薄めた接着剤をモチーフの表側、裏側両面に塗り、湿らせます。

ドライヤーで接着剤をしっかり乾かします。

接着剤が乾いたら、裏面からはさみで縫い目ぎりぎりのところをカットしていきます。

布をゆっくりはがします。

裏側に出ているよこ糸を短くカットして始末します。

仕上げにアクセサリー金具を付けたら

ニャンドゥティのひし形ピアスができあがりました。

たて糸とよこ糸が織りなす、異国の美しいレース刺しゅうの世界 ニャンドゥティ

刺しゅうなのに織り物みたい。繊細で華やかなレースモチーフが楽しめるニャンドゥティは、その作り方が特徴的で新鮮。今まで体験したことのない新しい刺しゅうを探している人もぜひ挑戦してみてください。ひし形(ロンボ)や、葉(オハ)など、多彩な柄の意味を知り、作るのも楽しいです。

【本記事で使用したキットはこちら】
「ニャンドゥティが作れる専用木枠と糸のセット」

ニャンドゥティ作りに必要な組み立て式の木枠と、布を張るための太糸をセットしました。

※制作キットは含まれておりません。

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