ニャンドゥティとは、南米パラグアイの伝統的なレース刺しゅうです。一見難しそうに見えますが、コツをつかめばこんなアクセサリーも作れます。今回は、ニャンドゥティの詳しい作り方をご紹介します。
◇必要な材料と道具
お好みの色の糸を選んでください。
・布
・刺繍糸
・クロスステッチ針
・アクセサリー金具
ピアスまたはイヤリング金具、Cカン、9ピン
・ビーズ
・木枠
太番手の糸と針、手芸用接着剤、刷毛(筆)など
◇木枠を組み立てて、布を張ります
布はたるみのないように、しっかりと張るのがポイントです。
くぼみにボンドをしっかりつけて、木枠を組み立てていきます。
白い布を太糸で張ります。
布はしっかりと張るようにしましょう。
布端は、2つ折りにして縫っておきます。こうしておくと、製作途中に引っ張ってもほつれません。
◇図案を写します
布に鉛筆などで、図案を布に写します。
◇縦糸で土台を作っていきます
糸の片方を玉結びし、図案の三点の印のところの端をすくって、もう片方の端の点から出します。
玉結びの下を、糸を割るように刺します。
先ほどと同じ場所をもう一度すくって出します。このとき、玉結び側の部分を約1cm残すようにします。
もう一度、玉結びの下を刺します。
上に引く糸が中心にくるように糸を上にしっかりと引きます。
右端の点から針を入れて、隣の点から糸を出します。
下の糸のところに糸をくぐらせて、次の点に差し入れます。これを繰り返します。
たて糸の土台ができました。
◇織り糸(よこ糸)で、土台に糸を通していきます
糸は一段飛ばしですくうところに注意です。
左端から土台の糸を1本おきに針ですくい、よこ糸を左側から右に向かって通します。
右側へ糸を通したら、しっかり横糸を引っ張ります。
次は1段目ですくわなかった糸を右から左に向かってすくっていきます。
繰り返します。2段目からは、引き過ぎず、ゆる過ぎずに糸を通していくと、きれいに仕上がります。
最後の段で、ビーズを通します。
玉結びでビーズを固定します。
右に引っ張ったあと、左に引っ張ることで、きれいな玉結びになります。
繰り返し、ビーズを通したら、ひし形モチーフの完成です。
◇仕上げ
水で薄めた手芸用接着剤または洗濯のりで、表側から刷毛(筆)を使ってのりづけをします。このときビーズにはつかないようにビーズのきわギリギリまでていねいに塗ります。刷毛を上からポンポンと軽く置くように塗るときれいに仕上がります。
裏側からものりづけをします。裏側は布ごと全体にしっかりとつけます。
両面のりづけをしたら自然乾燥かドライヤーでしっかりと乾かします。
◇乾いたら、縫い目に沿ってカットしていきます
のりが乾いたら、裏側からハサミを使って、縫い目ギリギリのところでカットします。
モチーフについている布をそっとはがします。
裏側に出ているよこ糸の糸端は目立たないように短くカットしましょう。
最後にアクセサリー金具をつけて、
「ビーズ入りひし形ニャンドゥティ」の完成です。
繊細な糸の連なりが目を引く、ニャンドゥティ
今回の作品のように、色が混じった糸を使用すれば、グラデーションを楽しむことができます。アクセサリーはもちろん、モチーフとして飾っても素敵ですね。使う糸やパーツによって、アレンジは無限大です。
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