前回に引き続き、二村エミさんに英国王立刺繍学校で学ばれた刺繍についてお話をおうかがいしました。17世紀に流行したミニチュアの立体刺繍やスタンプワークなど、学校で様々な英国伝統の刺繍の技術を学ばれた二村エミさん。英国王室の王位継承のセレモニーで着用されるローブを飾る特別な刺繍、ゴールドワークもそのひとつでした。
最大の名誉であるゴールドワークの課題で日本人唯一の受賞
ゴールドワークの技法で賞を受賞することは、二村エミさんが在籍していた「職人養成コース」で最大の名誉。なんと二村エミさんは日本人で初めてこの賞を受賞するという快挙を遂げました。他にもシルクワークと呼ばれる花の技法など様々な分野で賞を受賞され、3年次にはスポンサーからの注文で西本願寺の国宝唐門からとった唐獅子の刺繍をされた思い出も。
英国王立刺繍学校の「ただひとりの日本人講師」
見事プロの刺繍職人への夢を在学中に実現された二村エミさん。現在は、英国王立刺繍学校の「ただ一人の日本人講師」として日本分校で講師としてご活躍されています。学校には、刺繍初心者の方から、他団体で講師資格をお持ちの方まで幅広く通われているそうです。
金・銀の糸の輝きが美しい格調高き刺繍、ゴールドワーク
ゴールドワークは、ヨーロッパの王室や教会の装飾で使われている、金・銀の糸の輝きが美しい格調高い刺繍。専門的な刺繍のため、本場イギリスでもなかなか学べないあこがれの技法なんだとか。
二村エミさんの著書『金の刺繍 銀の刺繍』や『優美な英国伝統の世界 金の刺繍 銀の刺繍』では、金と銀の織りなす優美なゴールドワークの作品と技法が紹介されています。英国伝統刺繍の奥深く気品にあふれる世界をご堪能いただけます。
憧れのゴールドワークを気軽に体験出来る!
二村エミさん監修のもと手づくりキット化された、クチュリエの「ゴールドワークの宝物ブローチの会」は、日本では手に入りにくいイギリス製の材料もセットされていて、おうちにいながら英国の伝統刺繍を体験できます。
くわしい商品情報は「二村エミさんとのコラボ特集」でチェックしてみてくださいね。次回は「ゴールドワーク」の魅力や美しく仕上げるコツについておうかがいしていきます。
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