物語のひとこまを描いたような作品が人気の刺繍作家、石井寛子(いしいひろこ)さん。素敵な作品が生まれる秘密を知りたくて、石井寛子さんのアトリエを訪ねました。今回から3回シリーズでお届けします。
刺繍を始めるきっかけは「気に入る布がなかったから」!
石井寛子さんが大学生のころ、バッグを作ろうと布を買いに行ったら、気に入るものがなかったそうです。そこで思いついたのが、無地の布に花模様を刺繍することでした。そこから刺繍の楽しさに目覚めたそう。昔から家庭科の課題はやぼったくていやだったそうで、きっと「かわいい」のハードルが高かったのでしょうね。
刺し方は、石井寛子さんオリジナル
石井寛子さんは自己流で刺繍を覚えられたので、刺し方にも特徴があります。例えば、髪の毛の刺繍もまず輪郭をとることから始めます。アウトラインステッチではなく、より線が細く表現できるバックステッチを使うのだそう。そして内側を絵の具で塗るようにして1本どりで刺し埋めていきます。
絵を描くように生み出される刺しゅう
ちなみに、輪郭は写真の茶色の糸で刺していきます。「たぶんこの色番は個人使用で日本一使っている」と石井さん談。石井寛子さんのブランド「CAHIER(カイエ)」は仏語で「ノート」。ノートに書き留めるように刺繍するという意味を込めたそうで、まさにその名の通りといえますね。
少女のころあこがれたヒロインたちをイメージしたファッション
石井さんが描く女の子はみんなおしゃれ。ローウエストのワンピースや、首もとがつまったブラウスなど、どこかクラシックな雰囲気が漂います。これは、子どものころにふれた本や映画が影響しているんだそう。あこがれの名作文庫「大草原の小さな家」や「赤毛のアン」などは今も大好きとのこと。
刺繍する時間がいちばん好き、作業は白衣に限ります
作業工程で石井寛子さんがいちばん好きなのは、刺繍をする時間。下絵と素材選びに時間をかけた後のお楽しみタイムなんだそう。なんと白衣姿で! 糸くずや針がうっかり服に残らないように着ているそうですよ。
次回は、石井寛子さんの素敵なアトリエやふだんの暮らしに迫ります。お楽しみに!
石井寛子さんとコラボの手づくりキットは、「花束を贈るように気持ちを伝える 刺しゅうクロスの会」でお楽しみいただけます。
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