
目次
ビーズ刺繍とは?
むずかしそうに見えるビーズ刺繍ですが、コツをつかめばとても簡単。きらきらしたビーズやスパンコールのおかげで、仕上がりがきれいに見えるんですよ。
必要な材料と道具
・針
ビーズ刺繍用として専用針も市販されています。ビーズの穴に通れば、薄地用の縫い針を使ってもよいでしょう。
・糸
ポリエステルの縫い糸がよく使われます。色は布と同色を選ぶとよいでしょう。スパンコールや透明感のあるビーズには、スパンコールやビーズと同色の糸を使うと目立ちません。
・ビーズ
主に丸ビーズと筒型の竹ビーズが使われますが、パールビーズやウッドビーズもお好みで使い分けましょう。
・スパンコール
「スパングル」とも呼ばれます。亀甲型やカップ状、フラットなど種類はいろいろ。
このほかにも、ビーズを入れておくトレイがあると便利です。
ビーズ刺繍のやり方
ビーズはもちろん、スパンコールなどを使っても、華やかに仕上がります。
◇1粒ずつ刺す方法
離れたところに刺す場合は一度裏側で糸を始末してから、新たに刺し始めましょう。

糸は2本どりにしますが、針穴が小さいので、針に糸を1本通し、両端をまとめて玉結びし2本どりにします。

ビーズを刺したい位置から針を出し、1粒通して返し縫いの要領で後ろへ戻って縫いつけます。

次のポイントに針を出し、同じように刺し進みます。

最後は布の裏側で玉止めをします。
◇連続して刺す方法(その1)
長い直線や緩やかな曲線を刺繍するときに使う方法です。

図案の端から針を出し、ビーズを通します。

途中で針を休めておきます。ビーズのきわに針を刺し、8の字に糸を止めておくとよいでしょう。

別の針に糸を通しておき、4、5粒おきくらいで止めつけていきます。ビーズのきわから針を出し、糸をまたぐように針を刺します。

最後はどちらの糸も裏側で玉止めをします。
◇連続して刺す方法(その2)
曲線を刺繍するときはこちらの方法を使います。

2粒通して、ビーズの幅で針を刺します。

ビーズの間から針を出します。

すでに止めつけたビーズ1粒をもう一度すくいます。

さらに2粒通して1〜3を繰り返します。

できあがりです。
スパンコール刺繍の基本のやり方
キラッとかわいいスパンコール刺繍。持ち物が華やかになりますよ。
◇片側だけ止めつける方法
糸を目立せたくない場合はこの方法で止めつけます。

糸は1本どりにしてスパンコールを1つ通し、きわに針を刺してとめつけます。

なみ縫いの要領でとめつけていきます。

連続して刺すときは、スパンコールの半分の長さずつ針を進めるとよいでしょう。
◇ビーズで1つずつとめつける方法
この方法では表に糸を出さずにとめつけることができます。

スパンコールとビーズを1つずつ通します。

もう一度スパンコールの穴に通します。

裏で玉止めをします。
◇両側を止めつける方法
この方法ではしっかりと止めつけることができます。

1本どりの糸にスパンコールを1つ通して、右側のきわに針を刺し、逆側から針を出します。

穴にもう一度針を通します。

同じ要領で繰り返して刺します。
ビーズとスパンコールを使ったくるみボタンの作り方
髪の毛につけるだけで華やぐくるみボタンを手づくりしましょう。
◇必要な材料と道具
ビーズやスパンコールは、お好みの色を選んでも。
・ビーズ刺繍針
ビーズの穴に余裕をもって通る細さで、少し長めのものを使います。
・糸
60番手の手縫い糸をおすすめします。
・ビーズ
・スパンコール
・薄手のフェルト
・包みボタン
・印つけペン
◇くるみボタンのモチーフ図案
◇まずは、六角ビーズを使って実を作ります

六角ビーズを使って楕円形の半立体の実を刺してみましょう。
図案

直径5.5cmのフェルトの中央に図案を写します。

玉結びして刺しはじめます。立体的に刺すため、まずは内側に六角ビーズで下刺しをします。

続けて実の頂点に丸大ビーズを1つ刺します。

5から針を出し、六角ビーズを3つ通し、6に入れます。下刺しを覆うように、立体的に刺しましょう。

③と同様にビーズ4つずつを3列、3つを1列刺します。

最後は裏面で大きめの玉止めをして糸を切ります。
◇次にスパンコールとビーズを使って花を作ります

スパンコールとビーズを使って半立体のお花を刺してみましょう。
図案

直径5.5cmのフェルトの中央に図案を写します。

玉結びをして刺しはじめます。1から針を出し、スパンコールを1枚通します。

続けて丸小ビーズを1つ通します。

もう1枚スパンコールを通し、1枚目のスパンコールのきわに針を入れます。

花びらができました。

同様に花びらをあと7組刺繍します。

内側にも同様に花びらを刺します。

計4組刺します。

中心部分に丸大ビーズを2つ通します。

下に向かって針を刺します。

中心右側に針を出して、丸大ビーズ、六角ビーズ、丸大ビーズを各1個ずつ通して左に刺せばできあがりです。
◇最後に、くるみボタンに仕上げます

大きめの玉結びをし、縫い糸2本どりで周囲をぐし縫いします。

直径3cmの包みボタンを入れ、縫い絞り、大きめの玉止めをします。

裏面にたてまつりで直径2.5cmのフェルトを縫い付けます。
◇ヘアゴムとピンにつけてみましょう

同じモチーフでもフェルトの色やビーズの色を変えて、たくさん作ってみてくださいね!
小物作りをビーズ刺繍で華やかに
毎日持ち歩くものに、少しビーズ刺繍をあしらうだけで、パッと華やかになりますよ。ぜひチャレンジしてください。
クチュリエブログでは、刺繍はもちろん、裁縫、手編みなど、さまざまな手づくりのコツをお届けしています。手づくりキットを販売しているクチュリエショップや、公式SNSアカウントもお見逃しなく!

関連記事
最近読んだ記事
手芸(ハンドメイド)したくなったら、
クチュリエショップへ
ショッピング
おすすめコンテンツ
手芸・手づくりキット、ハンドメイド雑貨のお買い物はこちら