紙好きがハマる コラージュの世界 / いとしい手づくり

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コラージュに夢中

みなさんはコラージュという絵画技法をご存知ですか? 「もちろん知ってるよー」という方は多いと思います。フランス語で「糊づけ」という意味で、いろいろな印刷物、写真、はぎれ、リボンなどを組み合わせてひとつの作品に仕上げるのがコラージュです。

 

ちょっと前まで、私、この技法が苦手でした。どこから手をつけていいのかが分からず、自分には向いていないのかも……、と思っていたのです。ところが最近、幼稚園児の工作本の仕事で、空箱にちぎった色紙をペタペタ貼っていく作業があり、ひたすら手を動かしていると、自転車で坂道をスーって下っていくような感覚があって、「あれあれあれ? 楽しい楽しい!」って気持ちが芽生えていき、「あ、コラージュってこれでいいのかも!」と発見。

それからというもの、もともと無類の紙好きだということもあって、以前にも増して素材集めにわくわくし、コラージュにどっぷりはまっていったのです。そんなとき、中国茶インストラクターユニットをする知人から、中国茶を飲みながら手づくりする「クラフト茶会」なる企画のお話をいただき、満を持してコラージュでオリジナルラベルを作るワークショップを開催しました。

 

むずかしいことは考えず、好きなモチーフを切ってピンときたところに貼っていくのは案外と無心になれ、できあがったものを見ると、心象風景が形になったような不思議な感覚があります。そして、ワークショップのもうひとつのお楽しみは作り終えた後のティータイムですよね。この日はインストラクターさんが入れてくれたおいしい中国茶で飲茶をいただきながら、自作のラベルを見せあいっこして、おしゃべりして、ゆったりした時間を過ごしました。手軽にできるコラージュ、みなさまにもおすすめです!

 

クラフト作家・イラストレーター くまだまり

紙、布、粘土などを材料にした手づくりの作品を、雑誌などで紹介しています。著書に『はじめての切り紙』(主婦の友社)など。

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