フランスの伝統布「トワル・ド・ジュイ」。この秋の『Couturier 2016-’17年 秋冬号』では、人気のジュイの布が、使いやすいシール付きクロスとなって新登場。前回、このシール付きクロスを使って、靴箱を利用した簡単リメイクをご紹介しましたが、今回も引き続き、お手軽カルトナージュの空き箱を使ったアイデアをご紹介します。
お菓子の空き箱がアンティーク調の小箱に変身!
簡単・お手軽カルトナージュのアイデアをご紹介してくださるのは、「第9回フェリシモ クチュリエ大賞」でクチュリエ大賞を受賞された阿部 久見子さんです。
今回は、小さめのお菓子の箱を使用します。箱の本体とふた部分、別々のボックスにリメイクしていきます。どちらも、ブック形の小物入れにしますが、本体とふたの高さが違うのを生かして、本体はリングボックスに、ふたはフリーの小物入れを作ります。空き箱をどんなふうにアレンジするか、あれこれ考えるのも、リメイクの楽しみのひとつですね。
リングボックスのふた部分を作ります
ブック形のふたを作ります。空き箱の底寸法より3辺を5mmほど大きくした厚紙2枚と箱の高さを幅とした厚紙を1枚、用意します。厚紙の長さはそろえます。
左の写真のように、5mmのすき間を開けてシール付きクロスの上に並べます。厚紙の周囲の折りしろを折り、中央につなぎのシール付きクロスを貼り、へらで押さえます。両わきには、結び用のリボンを付けておきます。
箱の内側を仕上げます
シール付きクロスを貼った厚紙の上に空き箱を接着し、ふた裏となる部分にも布シールを貼っておきます。
リングを刺し込む部分は、ドミット芯にフェルトを重ねて巻き、接着剤を塗った箱の中に並べて固定したらカルトナージュのリングボックスのできあがり。
柄やアレンジの違いで箱づくりはもっと楽しく!
カルトナージュは厚紙台紙の貼り方にアレンジを加えたり、内側に貼る紙でかなりイメージが変わってきます。どうぞいろいろなアレンジを試してみてくださいね。
次回はさらにユニークなリメイクアイデアをご紹介いたします。お楽しみに!
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