ビーズワーク作家の下山田 幸子さんとコラボした「一面のビーズが華やか! マレー半島に伝わる プラナカンビーズ刺しゅうがまぐちの会」。前回は、プラナカンとのドラマティックな出会いについておうかがいしました。最終回は、下山田さんのこだわりと、作品をきれいに仕上げるコツをおうかがいしていきます。
プラナカンらしさの中に日本人らしさも
「今回は『プラナカン』をはじめての紹介するキットなので、プラナカンビーズらしさにこだわりました。バラや白鳥、女の子、鹿など、どれもプラナカンの伝統的な柄です。色も、プラナカンでよく見かける華やかな色合いに。」と下山田さん。また、「日本人の私が作るので、図案や色づかいに少しでも日本人らしさを出したい、と思って作っています」とおっしゃられていました。
背景の模様や柄を刺すのも楽しい
絵の背景にも模様があるのがプラナカンの特徴だそうです。無地の背景をビーズで刺していくよりも、模様を刺す方が楽しいですよね。そして、中心となるモチーフから刺していくのが下山田さんのスタイル。下絵にそってビーズでひと目ずつ埋めていき、少しずつできあがっていくプロセスがたまらなく楽しいポイントです。
美しく仕上げるコツは、ビーズの向きをそろえること!
美しく仕上げるには、ビーズの向きをそろえるのが大事! 特にがまぐちは持ち歩くことが多いので、糸を強めに引いて締めながら刺すとグラつきません。「一気に作ろうとしないで、モチーフをひとつずつ作る気持ちで刺していくと、楽しいですよ。とにかく楽しく作ってください!」とのこと。
プラナカンの本や民族衣装が、作品づくりのヒントに
うっとりするような愛らしい図柄や色使いは、下山田さんが今まで学んできたものの集大成。民族衣装のクバヤに使われている柄や刺しゅう、現地で見つけたプラナカンの本なども参考になります。プラナカンタイルも、かわいくて大好きだそうです。
心をこめて作ったものを、使う楽しさ
最近は小物やアクセサリーなども手がける下山田さん。「私は、作ったものは使いたい。プラナカンビーズのサンダルも、現地の女性たちは修理しながら大切に使います。三代にわたって受け継がれることもあるんですよ」。
プラナカンの魅力に浸りながら「心をこめて作って使う楽しさ」をぜひ味わってくださいね。
きらびやかなプラナカンビーズ刺しゅうを楽しめる、下山田さんとのコラボキットはこちらをご覧ください。
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