ステンドグラス作家 山﨑まどかさんへのインタビューも最終回。前回は山﨑さんの創作活動の様子などをおうかがいしましたが、最後はクチュリエで監修をお願いした人気のキット「はじめてさんのきほんのき あこがれのステンドグラス教室の会」についてお話していただきました。
ワークショップさながらの充実度
むずかしいといわれているステンドグラスを「はじめての人でもお家で楽しめるように」ということで、山﨑さんにはガラス選びから作り方のレシピまで、細かな工程まで監修していただきました。まるで山﨑さんのワークショップに参加しているような感覚で学べて、手順はわかりやすく内容は本格的です。
ガラスは職人さんの手でカット済み
初心者向けということで、「はじめてでも完成できるように。楽しんで作ってもらえるように」と、工程を考えられたそう。ガラスのカットは、初心者の人は失敗する確率が高いので、カット済みにすることは重要だったとおっしゃいます。「はんだごて」は、はじめてさんでも大丈夫、扱い方のコツもレシピで伝授されています。
ガラスの色にもとことんこだわりました
商品化される前のファーストサンプルでは、ガラスの色の主張が強すぎたので、今の時代のインテリアになじむような、やわらかな色のガラスに変更してもらったそうです。飽きのこない表情のある美しいガラスを中心に選んだので、ぜひ光によって変化するガラスの表情を楽しんでほしいとのことでした。
まずは短時間でできる小さなものから
山﨑さんがデザインで気をつけたのは難易度とサイズ感だそうです。1回目のアイテムに選んだのは、短時間でできる小さなブローチ。ここでまずは、はんだごての使い方や基本的な作り方を学びます。2回目からも、少しずつ無理なくレベルアップしていけるようなアイテム選びを心がけました。
ひとつひとつの工程をきちんきちんと
最後に、山﨑さんから初心者さんへのアドバイスです。「大切なのは、ひとつひとつの工程をきちんこなすこと。ガラスの周りのテープをていねいに巻く。はんだの先をそのつど掃除する。など基本的なところをていねいに。意識して作ることが、きれいに仕上げる近道なんですよ」とのことでした。
いかがでしたか。ステンドグラスの魅力がますます深まったのではないでしょうか。初心者さんでも始められるキット、ぜひチェックしてみてくださいね。
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