春夏の装いにぴったりな和の手芸「手鞠」。人気手鞠作家・寺島綾子さんに伺いました。

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前回、金沢の加賀手鞠との出会いや小さい手鞠を作るようになったきっかけをお話ししてくださった寺島綾子さん。今回は、すでに手づくり好きさんの間で話題になっている「重なる絹糸のみやび ころんとかわいいちいさなてまりの会」についてお話をおうかがいしました。

基本の模様は伝統の「二つ菊」

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まず、初回でお届けするのは伝統的な「二つ菊」という模様のデザイン。二つ菊は寺島綾子さんもいちばん初めに作った柄で、比較的作りやすい基本の模様だそうです。「あかつき」というデザイン名の通り、夜明け頃の美しい青と明るい光をイメージした色合いがとても素敵です。

色合せのヒントはお気に入りの絵や布から

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寺島綾子さんは作品の色を選ぶとき、好きな絵や「かわいいな」と思った布の色などを参考にされているそう。だから、あまり和風になりすぎない、モダンな印象を受けるのかもしれません。自由で軽やかなデザインは、寺島綾子さんのミニ手鞠の魅力ですね。

持ち歩いて、身に付けて、みんなに自慢したくなる

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「私のミニ手鞠は、加賀手鞠の技法は使っていますが、もっとライトな感覚です。持って歩いて『ね、いいでしょう』と、みんなに見てもらう、そんなイメージです」と笑う寺島綾子さん。小さいと、どこにでも持っていけますよね。
次回では、手鞠をきれいに仕上げるコツをお伝えしていきます。

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